お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2022年01月06日の記事は以下のとおりです。

失踪者

  • 2022/01/06 06:27
  • カテゴリー:読み物

頭の中にあるのは三度三度の食物をどうするかということだけである。朝食をつめこんでいるときには昼食のことを、昼食を貪り喰っているときには夕食の心配をしている。さながら一個のイーティング・マシーンである。われながら厭になるときがあった。

程度の差はあれど、生きるとはそういうことではないだろうか。この主人公の場合には、追い詰められて採取生活を送らざるを得ない。口にするのは、縞蛇や、赤蛙、野ネズミ、ホンダワラ、昆布、牡蠣、そしてデザートはあけびの実、という状況。引用は、野呂邦暢著「冬の皇帝-野呂邦暢小説集成4」(文遊社、2016年)に収載の「失踪者」から(p282)。初出は1975年。

これはなかなかのサスペンスだ。最初に歴史小説を読んだ。青春ミステリーの作品があるかと思えば、私小説風や、このようにサスペンスものがあったりする。芸の幅が広い役者を見るかのようだ。

野呂邦暢(サイト内)

ページ移動

  • 前のページ
  • 次のページ
  • ページ
  • 1

ユーティリティ

« 2022年01月 »

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

Live Transcribe
2026/02/16 06:19
AIと冷却ファンの関係
2026/02/14 07:18
成都の切り絵
2026/02/12 06:10
衆院選翌日の報道
2026/02/11 07:13
私に贈る意外な10曲
2026/02/10 06:35
「公共放送を考える」
2026/02/09 06:42
数十年後の日本を救う
2026/02/08 05:41
情報の質を維持する
2026/02/07 05:40
不都合な真実を暴く
2026/02/06 06:12
安保の本質を検証する
2026/02/05 06:37

過去ログ

Feed