お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

2025年09月の記事は以下のとおりです。

戦時下の宰相たち

国民が軍を支持するように煽ったのが、軍縮を訴えていた新聞だった。手のひらを返したように連日戦果を報じ、販売部数を伸ばしていった。

昭和に入って、日本は戦争の時代を突き進む。軍需と輸出拡大で、皆、戦争景気を実感。中国との戦争に歓喜し、さらに米国との戦争を求めていく。新聞も、連日、勇ましい記事で国民を煽ったのだ。

抗うことのできない「一度動き出した空気」、その正体はこの辺りにありそうだ。

引用は、映像の世紀バタフライエフェクト「シリーズ昭和百年」、その第1回「戦時下の宰相たち」から(8/25)。

このナレーション(伊東敏恵アナ)の時に画面には当時の新聞紙面が映っていた。東京日日新聞、1931(昭和6)年9月20日付け、「今暁奉天を占領 支那兵の武装全部解除」「勇ましく翻る日章旗」などの見出しが躍る。

新聞記者は、売り上げのために読者の喜ぶ記事を書き続けた。これは、21世紀の今でもよくある。そう認識した上で、新聞などメディアに接しなければならない。

例えば、マイナ保険証のこと。今の新聞にとって主たる読者は高齢者。彼らが喜ぶ、というか、彼らにそっぽを向かれない記事に仕立てられる。だから、マイナ保険証への移行を進めよう、ではなく、従来の紙の保険証もずっと使えるようにしよう、となる。

ジャーナリズムとかエラそうなこと言っても商売なのだ。売り上げが大事。ただ、今時の新聞は、部数を伸ばす、ではなく、部数を減らさないことに主眼を置いている。なお一層、読者である高齢者を大事にする。

テレビ(特に民放)だって同じだろう。主たる視聴者を喜ばせる内容になっている。

桑原桑原。

「シミュレーション」マイナ保険証へ移行映像の世紀バタフライエフェクト(いずれもサイト内)

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年09月 »

- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

年9%の定期預金
2025/09/26 05:57
大相撲秋場所11日目、25年
2025/09/25 05:45
ブラジル風バッハ
2025/09/24 07:00
NHKニュース(テキスト版)
2025/09/23 07:20
サンサーンス3番、BPh
2025/09/22 06:58
「経験への開放性」
2025/09/21 06:06
大瀧詠一、矢沢永吉
2025/09/20 06:31
R. レッドフォード死去
2025/09/19 20:11
傾聴地蔵
2025/09/18 08:47
広がる陸上養殖
2025/09/17 06:10

過去ログ

Feed