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キーワード「戦争」の検索結果は以下のとおりです。

Re: 安倍政治の功罪

総裁選をめぐる検証なき垂れ流し報道

きょうの潮流「“戦争のために再びペンやマイクをとらない”。痛恨の反省…」(しんぶん赤旗、9/9)から。

安倍政治の功罪そして後継選び、それについて大手紙の社説が何をどんな風に書くのかを引き続き眺めている。きのう(9/9)付け六紙は、三度、同じテーマで揃った。自民総裁選の告示。皆が「右へ倣え」したこの日、赤旗は、大手メディアの問題意識を問うた。追及する意思はあるのかと。

9/9(水)
損得勘定ではなく政策で選ぶ総裁選に(日経)
総裁選告示 政権総括 議論を深めよ(朝日)
自民総裁選が告示 安倍政治の総括が不十分(毎日)
自民総裁選告示 危機乗り越える戦略を論じよ(読売)
自民総裁選の告示 日本の針路を示す論戦を 当たり障りのない話はご免だ(産経)
自民総裁選告示 「安倍政治」の総括から(東京)

安倍政治の功罪(サイト内)。きょうの潮流|しんぶん赤旗(9/9)

Re: 天皇と東大

  • 2020/08/26 06:36
  • カテゴリー:読み物

一つの国が滅びの道を突っ走りはじめるときというのは、恐らくこうなのだ。とめどなく空虚な空さわぎがつづき、社会が一大転換期にさしかかっているというのに、ほとんどの人が時代がどのように展開しつつあるのか見ようとしない。

ひどい知力の衰弱によって、考えることも見ることもできなくなる。今の日本は「もう一度そういう滅びの道のとば口に立っているのかもしれない」。立花隆著「天皇と東大-大日本帝国の生と死」下巻(文藝春秋、05年)から(p173)。この大部な上下巻をじっくり丁寧に読み、ちょっと食傷気味。次は軽い本にしよう。

いつにも増して多くの付箋を貼った。一か所、第60章「粛学の立役者、田中耕太郎の四面楚歌」から引いておこう。「真の敗因は本来開始すべからざる戦争(略)を敢て開始した点」にある。それは「正に国民の道徳的欠如」に因る。その反省から、田中は、戦後、教育改革に力をつくすことになった(p538)。

天皇と東大(サイト内)。東大生が体験した「8月15日」|文藝春秋(12年)。東大出身合格者が過去最少 国家公務員の総合職試験―人事院(8/21)

Re: 8月ジャーナリズム

きのうの三宅民夫の真剣勝負!(NHKラジオ第一、8/20 7時台)の中で、NHKスペシャル「渡辺恒雄 戦争と政治」(8/9)のことが話題になった。当家のビデオはこの番組を留守録してくれているだろうか、と確認した際、ここ二週間ほどで録画された番組(以下)を見てちょっと驚いた。原爆、沖縄、東京裁判、そしてアウシュビッツ、8月ジャーナリズムの中でも最重量級が並んでいる。タイトルだけで戦争の悲惨さが十分に伝わって来る。敗戦から75年の今年、NHK(スペシャル)らしいラインナップだ。

  • 渡辺恒雄 戦争と政治
  • 証言と映像でつづる原爆投下・全記録
  • 沖縄 出口なき戦場~最後の1か月で何が
  • ドラマ「東京裁判」(再)
  • 特集ドラマ「太陽の子」
  • 忘れられた戦後補償
  • アウシュビッツ 死者たちの告白

バブル経済は80年おきに繰り返される、と何かで読んだ。80年経って世代が入れ替わると前のことを忘れてしまうのだ。その崩壊によって最終的にどんなひどいことが起こったのか、は、よく伝わっている。けれど、その言い伝えだけでは再発を抑止できない。問題は、ひどい状態に至るには、どんな出発点やきっかけがあったのかが記憶されていないことだ。どこで間違ったのか、間違わないにはどうすれば良かったのか、が伝わっていない。だから繰り返される。

敗戦から75年。もうすぐ80年になる、繰り返しを避けるために自分たちは伝えなければならない、という使命感のようなものを、NHKはじめこの国のメディアは持っているのだろうか。風化云々の言葉を時々聞くので意識はされているのだろう。ただ、開戦から数えると、それも十五年戦争(1931-45年)でとらえると、とっくに80年は過ぎてしまっている。

上にリストした番組は、まだどれも見ていない(東京裁判は前に観た)。どんなトーンで描かれているのだろうか。戦争の悲惨さを伝える以上に、どうすれば戦争を避けられるのかが語られているのだろうか。我々は忘れっぽい。ともすれば過ちを繰り返してしまう。そうであればこそ、戦争につながる原因や理由は何なのか、国のリーダーたちや我々民衆がどういう雰囲気に包まれると好戦的になっていくのか、それをよくよく知っておいて、そこへ近づかないようにしなければならない。ぜひそれをサポートする8月ジャーナリズムであって欲しい。

8月ジャーナリズム(サイト内)

残酷すぎる成功法則

  • 2020/07/28 06:45
  • カテゴリー:読み物

私たちは選択権を持つことが好きだ。しかし選択をすることは嫌いだ。選択肢があることは、可能性を意味するが、選択することは、その可能性を失うことを意味する。そして選択肢が多いほど、後悔する機会も増えることになる。

エリック・バーカー著「残酷すぎる成功法則」(飛鳥新社、17年)から(p318)。橘玲監訳。成功や失敗にまつわる様々な挿話が紹介されており示唆に富む。盛りだくさんでお腹一杯になってしまう。原書の副題、The Surprising Science Behind Why Everything You Know About Success Is (Mostly) Wrong

ガワンデ医師とコーチ(p218)、「説明する」は戦争を仕掛けているのと同じ(p224)、傾聴する、相手に考えさせる(p230)。幸福の四要素:幸福感 [楽しむ]、達成感 [目標を達成する]、存在意義 [他者の役に立つ]、育成 [伝える](p324)、計画立案によるコントロール感(p333)、ToDoリストと時間割(p340)、気がかりな事は書き留めて脳の活動(リハーサルループ)をオフに(p346)

Personal Best - Top athletes and singers have coaches. Should you? By Atul Gawande. September 26, 2011

エア・パワーの時代

  • 2020/07/19 06:17
  • カテゴリー:読み物

たぶんエア・パワーが縮小していった過程の主要な要素は、核兵器が拡散したことであり-わかりやすく言えば、原爆はあまりにも強力であったため、ほんの一握りの原爆でも最強の国家ですら放射能に汚染された砂漠へと変えてしまうことが可能となったことである。

第二次世界大戦で花形だった航空戦力、エア・パワー。その隆盛は、まさにその頃がピークだった。引用は、マーチン・ファン・クレフェルト著「エア・パワーの時代」(芙蓉書房出版、14年)、その最終章「凋落、1945年以降?」から(p514)。

戦略爆撃の代わりにはICBM。その他にも巡航ミサイルや、人工衛星、ヘリコプター、無人機、民間機(輸送用)など、在来型の航空戦力を代替する策は、現在、いくらでもある。コストのかかる戦闘機や爆撃機の存在理由を問われかねない。それに、大規模な戦争はなくなり、今や航空機を持たないゲリラやテロリストたちによる残忍な戦争の時代になっている。

# SAC 戦略空軍、RPV 遠隔操縦機、UAV 大型の無人機。「補給戦~何が勝敗を決定するのか」(中公文庫、06年)、「戦争の変遷」(原書房、11年)

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