お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

キーワード「六紙」の検索結果は以下のとおりです。

コロナ下の春闘

2021年の春闘に関して六紙社説はどんなことを言っているだろうか。

  • 来年の春闘 経済萎縮の悪循環防げ(朝日、20/11/29)
  • 春の労使交渉を「ジョブ型」広げる契機に(日経、1/20)
  • 春闘経営側方針 賃上げの流れ止めるな(東京、1/21)
  • 経団連春闘方針 賃上げの流れを止めたくない(読売、1/21)
  • コロナ下の春闘 労使で課題克服の道筋を(毎日、1/27)
  • 春闘スタート 雇用と賃上げの両立図れ(産経、1/27)

賃上げに関して、論調はどこも似たり寄ったり。例えば、「業績に応じて賃金水準を決めるのは当然」「支払い能力がある企業は積極的な賃上げで従業員に応え」よ(産経)。お金はあるところにはある、企業の内部留保は「昨年3月末時点で475兆円」(読売)、上場企業に限っても「100兆円を超える手元資金を抱えている」(日経)。

コロナ禍で、「飲食や宿泊、交通など、収益が急激に悪化した業界」、職を失った「非正規労働者や女性」、「社会の一部にしわ寄せ」(朝日)。テレワークや人事制度など「新たな働き方を支える仕組みを議論すべき」(毎日)。大企業の姿勢が全産業での労使交渉に深く影響する、その経営側は「自らの持つ公共性を改めて認識すべき」(東京)。

「できるだけ多くの社員にジョブ型を広げ」よ、「ポストの獲得競争を活発にし、社員の能力向上を促せる」(日経)。NHK「時論公論」(1/19)はこう言っている、働く側の自己研鑽に任せるのには限りがある、「技術や知識で人材を評価する」のならば、社員向け「研修の強化に力をいれること」が「今、最も大事」。

コロナ禍の春闘 新たな働き方・人材育成への対応は(時論公論、1/19)

案里被告に有罪判決

出揃った六紙社説。大雑把には、「右」側は被告本人の辞職を求め、「左」は自民党の責任を問うている。なお、執行猶予が付いたことや、懲役1年4月の軽重についての意見は見当たらない。

  • 進退問われる参院選有罪判決(日経、1/22)
  • 案里議員有罪 不信の解消はるか遠く(朝日、1/23)
  • 案里議員に有罪 選挙の公正破る罪深さ(東京、1/23)
  • 参院選買収有罪 問われる河井案里議員の進退(読売、1/23)
  • 案里議員に有罪判決 反省なき自民の無責任さ(毎日、1/24)
  • 案里被告に有罪 議員辞職を強く勧告せよ(産経、1/24)

「まだ1審判決の段階だが、自ら出処進退を判断すべき」(読売)。「自らの政治責任の重さを考え、出処進退を判断すべき」(日経)。「出処進退は自身の損得ではなく、国民の役に立てるか否かで判断すべき」「自らまっとうな決断ができないのであれば、勧告すべきは自民党である」(産経)。

自民党が交付した活動資金1.5億円が「買収の原資になったのではないかとの疑惑」、それについて党は「納得できる説明を」していない(朝日)。被告の擁立により「自民同士が票を奪い合う激戦」となり、「買収に至る一因となった。そう判決でも認定」(東京)。その擁立は「安倍晋三前首相や、官房長官だった菅義偉首相の主導で」(毎日)行われた。

河井夫妻が「カネで買収」の事実を認めようとしない本当の理由(2020/6/25)

施政方針演説 21/1/18

六紙一斉に社説に書いた。1月19日付。

  • 施政方針演説 首相の覚悟が見えない(朝日)
  • 菅首相の施政方針演説 不安に全く応えていない(毎日)
  • 首相施政方針 危機克服の決意見えぬ(東京)
  • 施政方針演説 医療体制の現実に目を向けよ(読売)
  • コロナ国会 特措法改正を最優先で 非常時にふさわしい論戦を(産経)
  • 首相はもっとわかりやすく針路を示せ(日経)

演説はいつもの調子だったんだろう、タイトルが語っている。おや、産経のタイトルは、他紙とは趣が異なるゾ。中身を読んでみると、果たして、意見の大半は首相批判。「最近語ってきた内容を繰り返している」「通り一遍の語り掛けとなった」「人々の心に響く言葉がほしい」「演説や会見、答弁の中身に、もっと工夫を凝らすべき」「問題意識のありように不安を覚える」「失策を率直に認めるべき」と並べ立て、そんな有り様だから、国会はしっかり審議せよとまとめている。

「社説」210117

「阪神大震災26年 長期化が物語る復興の難しさ」(読売)など、この題材で4紙が社説を書いている。あらためて、今日の日付を見た。

この三か月程、香港への弾圧を批判する社説は少なからず並んでいたけれど、その中に毎日の名はなかった。同紙が沈黙を破って今朝書いたのは、「香港の民主派弾圧 司法の『中国化』を憂える」(毎日)。

今日、産経が何を書くか注視していた。きのう、六紙のうち産経のみ、吉川元農相収賄起訴を題材にしなかったからだ。今日もなかった。大事なことは公判での全容解明であり、今わざわざ社説で述べるまでもない。その考えだろうか。実際、「公判での真相解明にとどまらず」(朝日、1/16)とあるように、皆プラスアルファの主張に力点を置く。それが各紙各様でなかなか面白い。

緊急事態宣言再び

きのう(1/5)六紙は一斉に社説に書いた。左の3紙は、タイトルで訴える、「速やかに」、「明確」に、そして「誠実」にと。

  • 宣言再発出へ 対策の全体像速やかに(朝日)
  • 首相が緊急事態宣言へ もっと明確なメッセージを(毎日)
  • 心に響く誠実な言葉で 緊急事態再宣言へ(東京)
  • 緊急事態宣言へ 危機感の共有で感染症抑えよ(読売)
  • 緊急宣言発令へ 「一点突破」では不十分だ(産経)
  • 緊急事態宣言で急所つく感染防止策を(日経)

他3紙の意見を見てみよう。まず、アクセル派の日経でさえ「ある程度ブレーキをかけて」と書いているのが目を引く。「感染拡大の温床となりやすい飲食店の営業短縮を徹底するなど、的を絞った対策が効果的」(日経)。いやいやそれでは甘い、「限定的、集中的な対策だけでは、短期間に新型コロナウイルスを抑え込むことはできないことを、これまでの経験から認識する必要がある」(産経)。「菅政権の感染症対策は後手に回ってきた。専門家と意思疎通を重ね、迅速な対応を心がけ」よ(読売)。また後手に回るんじゃないか、大いに心配だ。

ユーティリティ

« 2025年04月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

クリス智子、あの人の本棚
2025/04/26 05:59
らくらじ2
2025/04/25 05:40
30-touchpad.conf、E200HA
2025/04/24 05:54
角幡唯介、あの人の本棚
2025/04/23 05:59
六厩越え
2025/04/22 05:57
あなたが誰かを殺した
2025/04/21 06:04
沖縄離島の有事避難案
2025/04/20 06:00
べらぼう(15)
2025/04/19 06:55
アイロンのある風景
2025/04/18 06:06
ボパール化学工場事故
2025/04/17 06:00

過去ログ

Feed