夜明けの街で
- 2019/02/15 05:42
- カテゴリー:読み物
アドバイスし続ける。はやまるなよ、と。
最後の最後にそうあるのは、東野圭吾著「夜明けの街で」(角川文庫、10年)。こわいこわい不倫の話だ。おれも、盟友 M に「はやまるなよ」とよく言ったもんだ。もちろんそれは仕事がらみのことで、不倫や離婚などとはまったく関係なかったのだが。
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アドバイスし続ける。はやまるなよ、と。
最後の最後にそうあるのは、東野圭吾著「夜明けの街で」(角川文庫、10年)。こわいこわい不倫の話だ。おれも、盟友 M に「はやまるなよ」とよく言ったもんだ。もちろんそれは仕事がらみのことで、不倫や離婚などとはまったく関係なかったのだが。
実績を大袈裟に伝える報道を目にして、不快になったのだろう。ヒーローめいたものをマスコミが作りだせば、反発する人間が出て来るのは世の常だ。
東野圭吾著「ガリレオの苦悩」(文藝春秋、08年)から(p254)。ガリレオシリーズ第4弾の短編集。新キャラクター内海薫刑事が初登場する。図書館に予約した次の長編が届くのを待つ間これを先に読んだ。
帯を見ると、短編各話から文章が一つずつ抜き書きされている。最初に引用しようと思った個所はそこに含まれていた。上には別のところを引用した。帯は、たいがいの場合、文字がある部分が丁寧に切り取られ見返しに貼り付けられている。これならば、表紙(カバー)の全貌が眺められるし、帯に記載されていることも読むことができる。沖縄に移り住む前に利用していた区立図書館では、帯は元ある場所そのままに保護フィルムで表紙やカバーと一体化されていたものだが。
好奇心を放置しておくことは罪悪だ。人間が成長する最大のエネルギー源が好奇心だからな
東野圭吾著「真夏の方程式」(文藝春秋、11年)から(p233)。ガリレオシリーズの長編はどれも力作揃い。これはその第三作。残る長編は「禁断の魔術」と「沈黙のパレード」。両方とも市立図書館に予約を入れた。18年刊の「沈黙の~」は、なんと、105人待ち。蔵書数6冊なので、順番が回って来るのは半年後か。
作家が個展で発表する作品が、じつは弟子の手によるものだというのは、芸術の世界ではさほど珍しいことではない。
同じような話を、つい先日、聞いた。自分のデザインで誰かにつくらせることは、木工芸の出展作の場合でもあるのだとか。引用は、東野圭吾著「聖女の救済」(文藝春秋、08年)から(p258)。ガリレオシリーズを順番に読んでいる。ただし、「容疑者Xの献身」に続いてこの「聖女の救済」と、短編集はとばして長編だけピックアップ。
# 芸術なんかじゃなく「実用品です。生活に役立つことが第一です。でも、目で見て楽しめ」(p61)るとなお良い。