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キーワード「小松左京」の検索結果は以下のとおりです。

眠れない時に読む本

大人の中にある子供の無垢を再生させる

ブックガイドの番組で、フィリパ・ピアス著「トムは真夜中の庭で」が紹介されていた。

この本は、中学生の頃に読んだ。何年か経って、高校の数学教師が、何かの折に、これを読んで感銘を受けたと話したことがあった。その後、エンデの「モモ」など何冊か彼にすすめられて読んだりした。

番組では、ほかに、中山有香里著「泣きたい夜の甘味処」と、小松左京著「果しなき流れの果に」が採り上げられた。

理想的本箱小松左京(いずれもサイト内)。理想的本箱 君だけのブックガイド「眠れない時に読む本」(NHK Eテレ、8/1 14:35)

お茶漬の味

  • 2020/11/21 06:59
  • カテゴリー:読み物

機械の目的は、自己保存と、自己の合理的改造なのだ。即ち、彼等は無限に自己を再生産しつつ改良して行く。それは結局、機械が自己の『進歩』を目的にしたということにほかならない。

出発点は、人間が、機械の点検修理を面倒臭がり、機械用に自己点検修理装置を作ったことだった。これにより機械は、自己ないし種族の保存本能に目覚めていく。引用は、小松左京著「地には平和を」(新風舎文庫、2003年)に収載の「お茶漬の味」(初出1963年)から(p411)。宇宙船が長い長い旅から地球へ戻ってみると、そこは電子頭脳に征服された惑星になっていた。半世紀前にこんな小説が書かれていたとは、ちょっと驚いた。

# 発掘!ラジオアーカイブス(NHKラジオ第1、11/7 13時台)▽SFラジオドラマ2時間SP〈1〉小松左京原作「お茶漬けの味」1980年(昭和55年)1月

踊る地平線

  • 2019/10/28 06:44
  • カテゴリー:読み物

谷譲次、夢野久作、久生十蘭、と、こう並べてみると、まぎれもなくひとつの系譜がくっきりと浮かび上がってくるようだ。その線上に中井英夫、沼正三、<絵本千夜一夜物語>の寺山修司や<血と薔薇>に書いた平岡正明の小説、さらに小松左京の作品のいくつかなどを重ね合わせることは不可能ではあるまい。

と、五木寛之氏が解説に書いている(p259)。谷譲次著「踊る地平線」(社会思想社現代教養文庫、75年)、ユーラシア大陸を横断する旅行記。往年の流行作家が書いた文章は今のおれには性に合わないようだ。初出は1928-29年。「踊る大捜査線」の名の由来はこの書名にあるとか。

キキ(サイト内)、80年前のアメリカ論

戦争はあった

戦後74年のこの年に、戦後という店が畳まれようとしている、そういう感じがする

報道スペシャル「戦争はあった」(文化放送、8/28 19時)から。詩人アーサー・ビナード氏が、首都圏各地に残る戦争の跡地を訪ね歩く。巣鴨プリズン、成増陸軍飛行場、相模原陸軍施設、川口送信所、そして陸軍中野学校。なかなか良い番組だった。長く記憶に残ることになるだろう。

【8/28特番】アメリカ生まれの詩人アーサー・ビナードが首都圏に隠れる5つの戦争跡地をめぐる、小松左京著「戦争はなかった」(城西国際大学出版会、10年、全集完全版第15巻収載)、初出:河出書房新社「文芸」1968年8月号

経営戦略の実戦3など

  • 2018/12/29 07:29
  • カテゴリー:読み物

読む本をもう少し借りておこう、と年内最終日(12/27)の県立図書館に出かけた。学校ばかりか会社も休みに入っているところがあるのだろう、随分の人出だった。再オープンしたばかりなので、見物が目的と判る人も少なからずいた。まず、東野圭吾の棚を見た。人気があるんだな、単行本も文庫も出払っている。「時生」が、ただ一つ残っていた。それと、片山杜秀著「見果てぬ日本」に登場していた「日本沈没」や、その近くにあった「ダンス・ダンス・ダンス」。どちらも個人全集の棚から。それと、帰りがけに、新着コーナーで、三品先生の本を見付けた。読みたいと思っていたのだ。

  • 時生、東野圭吾、講談社、2005.8
  • 小松左京全集完全版 5 日本沈没、城西国際大学出版会、2011.2
  • 村上春樹全作品 7 ダンス・ダンス・ダンス、講談社、1991.5
  • 日本の中小企業、関満博、中央公論新社、2017.12
  • 経営戦略の実戦 3 市場首位の目指し方、三品和広、東洋経済新報社、2018.6

図書館へ向かう道中、那覇上空を飛ぶオスプレイを数機見かけた。

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