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キーワード「日本の政治を問いなおす」の検索結果は以下のとおりです。

「国策の誤り」

「国策の誤り」は、村山談話にはあるが、後の小泉談話や安倍談話にはない。

その文言が「大事なところ」と田中秀征氏が言っていた。3つの談話いずれにも、「植民地支配」や「侵略」「反省」「お詫び」の4つは登場するのだが、と。

きのうに続いて、引用は、NHKのラジオ番組「徹底対論・日本の政治を問いなおす」第5回後編(7/27)から。

3つの首相談話を、あらためて読み直してみた。その上で、上記の4つ乃至5つの言葉が語られる部分を抜き出した。まず、戦後50年の村上談話(1995年)から、

わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。

事実に向き合っている。当時、村上談話、特にこのお詫びの箇所、を聞いて(読んで)随分と心を動かされたことを覚えている。続いて、60年の小泉談話(2005年)から、

我が国は、かつて植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。こうした歴史の事実を謙虚に受け止め、改めて痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明するとともに、先の大戦における内外のすべての犠牲者に謹んで哀悼の意を表します。

基本的に村上談話のお詫びを踏襲している。「国策の誤り」の文言は消え、全体に簡略化されている。そして、戦後70年の安倍談話(2015年)から、

事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。(略)我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明してきました。

確かに4つの言葉は登場するが、侵略や植民地支配は一般論であり、反省やお詫びは自身を主語にして語られない。他人事のようで空疎な談話だ。

戦後80年の今年、もし石破さんによる声明が実現すれば、どんな内容になるだろう。

日本の政治を問いなおす(サイト内)。「徹底対論・日本の政治を問いなおす」第5回後編(NHKラジオ第1、7/27 13:05-)、村山談話小泉談話安倍談話戦後80年検証の見解は「必要」 首相、有識者から個別に意見聴取(8/4)

戦後80年首相談話

たぶん石破さんは、8月15日、歴史的な何か声明を出したいというのは本音としてあると思う。私はそのことを、かなり、期待している。

保阪正康氏が言う。田中秀征氏も「有意義だと思う、やってもらいたい」と。

NHKのラジオ番組「徹底対論・日本の政治を問いなおす」第5回後編(7/27)から。

声明は出るのか出ないのかどうなるだろう。自民党内には両論あるようだ。

新聞の記事は、双方の動きを伝えている。例えば、「石破茂首相は戦後80年の節目に検討する自身の見解表明に向けて、有識者から意見聴取を始めた」(日経、8/2)。「首相個人としてのメッセージを文書で出すことを見送る方向で調整に入った」(朝日、8/1)。

日本の政治を問いなおす(サイト内)。「徹底対論・日本の政治を問いなおす」第5回後編(NHKラジオ第1、7/27 13:05-)【出演】保阪正康(現代史研究家・ノンフィクション作家)/田中秀征(福山大学客員教授・元経済企画庁長官)/中北浩爾(政治学者・中央大学法学部教授)【進行】安達宜正(NHKラジオセンター長・政治担当解説委員)、星川幸、首相「戦後80年見解」へ有識者聴取、安倍談話踏襲 情勢見極め表明石破首相の戦後80年メッセージ文書 終戦の日も9月2日も見送りへ「戦後50周年の終戦記念日にあたって」(いわゆる村山談話)

日本の政治を問いなおす

自民党といえども人間関係だ。好き嫌いだ。結局そこへ行き着く。政治は人間関係による離合集散。面白いし単純だ。

三角大福中の時代にそう感じたと保阪正康氏が言う。田中秀征氏がコメントする、「確かに人間関係なんだが、それを乗り越えるのも政治」と。

NHKラジオの「徹底対論・日本の政治を問いなおす」第4回から。戦後80年の今年、「日本の政治を歴史的に俯瞰する視点からとらえ直す」と番組紹介にある。

かつて勤めていた会社の経営幹部と酒を飲んだ折、その人が別の幹部の悪口を言う。「あいつは好き嫌いで人事をする、けしからん」と。私は、まあまあまあと宥め、「好き嫌いで人事」という本もありますよ、と当時出版されたばかりの書名を口にした。そんなことで彼の気が収まるはずもなく、益々、悪口雑言が重ねられた。そんなことがあった。

あの本、私も読んでみた。刺激的なタイトルとは裏腹に、正当な評価に基づき人事するという話だった。人に対する好き嫌いではなく、人を評価する基準に対する好き嫌いなんだろうなと思ったものだ。松井道夫著「好き嫌いで人事」(日本実業出版社、2005年)。思い出しついでに、また読んでみるのもいいかもしれない。

# 「徹底対論・日本の政治を問いなおす」#4(NHKラジオ第1、3/1 15時)【出演】保阪正康(現代史研究家・ノンフィクション作家)/田中秀征(福山大学客員教授・元経済企画庁長官)/中北浩爾(政治学者・中央大学法学部教授)【進行】安達宜正(NHKラジオセンター長・政治担当解説委員)【キャスター】星川幸

年末の特集番組、2024年

年末に聴こうと思っているラジオ番組がある。

  • オーディオドラマ「うつくしい靴」(FM、12/21 22:00)
  • ザ・ベストラジオ2024(FM、12/29 08:50)
  • 徹底対論・日本の政治を問いなおす(R1、12/29 17:05)
  • ニュースで読み解く2024(R1、12/30、16:05)

以上はいずれもNHK。そして、J-WAVE(12/24 24時)の

  • 沢木耕太郎~ミッドナイト・エクスプレス 天涯へ

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