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キーワード「芦ヶ原伸之」の検索結果は以下のとおりです。

Chapter 5 - Burr Puzzles

If you don't like difficult puzzles, better skip this one!

パズルの鬼才Coffin氏がそう書くだけあって確かに難しい。毎日一時間ほど触っていたろうか、つくった日から数えて5日目の夜にようやく解くことができた。これまで木製パズルをいくつかつくったけれど、これほど難解なのはなかったように思う。

Stewart T. Coffin著 "Puzzle Craft"(1992年)、その第5章 "Burr Puzzles"には、いわゆる6本組木パズルが二つ掲載されている。いずれも、Bill Cutler作。各々、6つのピースが立体図で示されておりそれから図面を起こした。答え(組み方)は載っていない。

一つは、"Burr No.305"。これは、J. Slocum、J. Botermans著「PUZZLE OLD&NEW パズル その全宇宙」芦ヶ原伸之訳(1988年)では、290番になっている(p154)。組み上げるのは、そこそこ難しい。逆に、崩すのは容易。レベル1。

もう一つは、"Cutler's L5 Notchable Burr"。引用したCoffin氏のコメントはこれに対するもの。"L5"はレベル5のことだろう。レベル1は動作一つで崩すことができる。レベル5のこれは予備的動作が5回必要と解説されている。そんなヒントを頼りに、数日、格闘。なんとか組み上げて、5回の動作で崩せることを確認した。

これに気をよくして、今また別のパターンに挑戦中。前述のSlocumらの著作に掲載されているレベル2-3(p83)。最初のピースは2回の予備的動作で外れ、さらに3回の動作で次が外れるというもの。つくって4日経ったけれど全く歯が立たない。

Coffin於牣魚踊(いずれもサイト内)。作品リスト、48) アンガマ額装b、49) 治具と道具箱、50) ガビー・パズル、51) 3本組木a、52) 階段下収納、53) 3本組木b、54) ハイテーブル、55) 6本組木 #3-5、56) 小物入れ・正方形

パズルをつくる

  • 2024/03/25 06:02
  • カテゴリー:読み物

マサチューセッツに住む鬼才スチュワート・コフィンが提案した

ワイヤー・アンド・ストリングパズルが紹介されている。芦ヶ原伸之著「シリーズ子どもとつくる9-パズルをつくる」(大月書店、1984年)の「一見簡単」の項で(p54)。

コフィン(Stewart T. Coffin、1930-)の名はここでも既に何度か登場している。パズルに関して少し調べるだけで、すぐ彼に関する記載に行き当たる。彼の木製パズルは、どれもこれも見事なものばかり。図面が付いていればつくりたくなる。実際にいくつ試してみた。加工は精度が求められ容易じゃない。つくってみると、パズルのおもしろさ(難しさ)と見栄えの良さ、両方を備えていることがよくわかる。

不幸な幼年期悪魔のパズルFive-Piece Solid Blockアルテクルーズ・パズル(いずれもサイト内)。Stewart Coffin|Wikipedia

不幸な幼年期

君は子ども時代に楽しいことはなかったのかね?

信じられないほど複雑な多面体パズルを見たある人が、作者に向かってそう言った。作者のS.コフィンは、その複雑な形状は、確かに、自分の「子どもの頃の悲しい記憶」を表していると感じたのだとか。

上記引用は、ジェリー・スローカム、ジャック・ボタマンズ共著「悪魔のパズル」芦ヶ原伸之訳(日経サイエンス社、1995年)から(p39)。

この挿話が基になり、後に創出された立体チェッカーボードパズルは「不幸な幼年期」と名付けられた。これは10個のピースが、5x5x2に組まれる。解は一つ。

この「不幸な幼年期」をつくってみようと材料を用意した。

悪魔のパズル芦ヶ原伸之(いずれもサイト内)。Unhappy Childhood|ちょいとパズルでも

悪魔のパズル

  • 2024/03/05 06:01
  • カテゴリー:読み物

あなたのエレガントな六角柱の六本組木を見たあとで、それが、あんまりスッキリしているものですから、フィガロの結婚の第2幕の大好きな旋律を思い出してしまいました。

シンプルなのに、ほかの誰にも書けない、天才モーツアルトにしか書けない旋律。あなたのパズルはそれに匹敵すると称賛。S.コフィンが作者デュボアに手紙を書いた。

ジェリー・スローカム、ジャック・ボタマンズ共著「悪魔のパズル」芦ヶ原伸之訳(日経サイエンス社、1995年)から引用した(p75)。

フィガロの旋律はどれだろうか。「手紙」にちなんで手紙の二重唱「そよ風に寄せて」だろうか。あれは第3幕か。第2幕となると「恋とはどんなものかしら」かな。

Five-Piece Solid Block芦ヶ原伸之(いずれもサイト内)

身長と体重

  • 2024/03/01 06:03
  • カテゴリー:読み物

ある男が、僕は日本人の平均身長で、しかも平均体重です。中肉中背ですね、と言っている。でもそれでは、やや、太り気味なのだ。その根拠は?

なんて問題が掲載されている(問97)。芦ヶ原伸之著「超々難問数理パズル-解けるものなら解いてごらん」(講談社ブルーバックス、2002年)から(p95)。

木工の何かの本で見たことがある蟻継ぎのトリックも出ている。問32「不思議?組木」。部材AとBが蟻継ぎで組まれている。一見、抜けそうにないのに、スルリと抜けると言う。巧妙な仕掛けが隠されている。暇見て実際につくってみようかと思う。

芦ヶ原伸之(サイト内)

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