尖閣戦争
- 2021/02/03 07:09
- カテゴリー:読み物
たとえば北朝鮮の核実験があったときに、日本も核武装を行うべきだと、故中川昭一さんが発言されました。そうしたらライス国務長官(当時)があわてて日本に飛んできた。日米安保があるからそんな心配は無用だとなだめにきたのです。
西尾幹二、青木直人著「尖閣戦争-米中はさみ撃ちにあった日本」(祥伝社新書、2010年)から(p31)。この極東の島国が百年前に何をしたか、世界は忘れてはいない。
安保条約第五条では、アメリカは「自国の憲法上の規定及び手続きに従って」行動すると定められている。それは「議会の意向に従う」ことを意味し、議会での審議は、その結果がどうなるかわからないし、時間もかかる(p59)。今は日本が実効支配しているけれど、もし中国が電撃的に占領し実効支配してしまったら、その時アメリカは中立を守り「今度は中国領として認める」だろう(p56)。
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