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e-エストニア

  • 2021/04/11 07:56
  • カテゴリー:読み物

無料のIDカードリーダーを備え、取引の安全のためにIDカードの使用を顧客に勧めたことにより、国民eIDカードの普及に貢献した。

IT国家エストニアにおいて、主な電子サービスの内、最も最初に導入されたのは、e-バンキングだった。1996年のこと。以来、e-タックス、e-司法、e-ヘルスなど数々の電子サービスが提供されて行く。e-バンキングの発展を牽引したのは、ウヒスパンク(Ühispank、現 SEB)と、ハンサパンク(Hansapank、現 Swedbank)、大手銀二行だった。先を見通して賢明な判断が下せる人たちがいた。

e-Governance Academy編著「e‐エストニア-デジタル・ガバナンスの最前線」三菱UFJリサーチ&コンサルティング監訳(日経BP、2019年)から(p12)。

いったい日本はどうしていたのか。90年代半ばと言えば、バブル崩壊後の大手金融機関破綻で、金融危機の様相を呈していた頃だ。本書の監訳にある銀行名が、その後のサバイバルな銀行再編の歴史を物語っている。社会のデジタル化がまだまだこれからの我が国で、日本の銀行は存在感を示すことができるだろうか、二十数年前のエストニアのように。

次世代ガバメント(サイト内)。www.swedbank.eewww.seb.ee

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