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遠の眠りの

  • 2021/04/03 07:02
  • カテゴリー:読み物

けれど何かが気に懸かるのだ。まるで幸福の総量は、この世のぜんたいで決まっていて、誰かが幸せであるならば、誰かがそうではないかのように。

谷崎由依著「遠の眠りの」(集英社、2019年)から(p131)。本書の不思議なタイトルは、作中に登場する回文「長き夜の、遠の眠りのみな目醒め、波乗り船の、音の良きかな」に拠っている。

清次郎が絵子に「おかえり」と言う、印象的な場面がある(p201)。同じその言葉を今度は絵子が言うことになるのだろうか、と最後の数ページを繰ったのだが・・・。

詩と反詩(サイト内)。西武福井店#だるま屋|Wikipedia。ブックレビュー谷崎由依著『遠の眠りの』|NHKジャーナル(2020年5月)

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