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近現代史をどう見るか

  • 2021/04/15 07:02
  • カテゴリー:読み物

戦争は、敵とされた相手国の政治の基本的枠組・秩序=「憲法」に対する攻撃という形をとる

これを述べたのは、18世紀の哲学者ルソーだった。遺稿「戦争および戦争状態論」にて。誰が言ったことなのか調べようと思っていた矢先、たまたま手にした本に答えがあった。加藤陽子著「一九三〇年代の戦争は何をめぐる闘争だったのか」、岩波新書編集部編『日本の近現代史をどう見るか』所収(岩波新書, 2010年, p108)。

著者は、19世紀の法学者ローレンツ・フォン・シュタインも、「面白いことに、ルソーとほぼ同じこと」を述べたと指摘している。

幻燈辻馬車(サイト内)。長谷部恭男著『憲法とは何か』(岩波新書、2006年)、長尾龍一編『カール・シュミット著作集1』(慈学社出版, 2007年)所収の「政治的なものの概念」

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