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佐古啓介の旅

  • 2022/01/04 06:34
  • カテゴリー:読み物

人間っていつも失った何かを探しながら生きているような気がする。そう思わないか

と問うと、かっこいいこと言うのねと妹にひやかされる。野呂邦暢著「猟銃・愛についてのデッサン-野呂邦暢小説集成6」(文遊社、2016年)に収載の「愛についてのデッサン-佐古啓介の旅」から(p515)。1978年初出。

不思議な読後感を覚えた。主人公は阿佐ヶ谷の古書店主。副題にある通り旅をする。5月の長崎に始まり、直江津、神戸、京都。そして12月に再び長崎を訪ねる。それだけではない。自分も含め誰かの過去をたどり時間をも旅するかのようだ。

# 人生の残酷さ(p574)。野呂邦暢(サイト内)

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