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大洪水が神話になるとき

  • 2018/09/02 22:02
  • カテゴリー:読み物

ノアの物語の原型は、古代メソポタミアに遡る。その本来の洪水神話は、チグリス・ユーフラテス川流域において実際に起こったと確認されている局地的大洪水に由来するものとして、十分に理解可能であろう(略)。メソポタミアの影響を受けたヘブライ民族の伝承の中に取り入れられ、創世記において語られるノアの洪水の物語が生み出された

庄子大亮著「大洪水が神話になるとき-人類と洪水5000年の精神史」(河出書房新社、17年)から(p170)。最寄り図書館の新着コーナーにあったこの本をざっと読んだ。

前3500年頃にメソポタミアを襲った洪水は、発掘によって明らかにされている。1929年、その発掘を担当した「英の考古学者マックス・マローワンは、有名な推理小説作家アガサ・クリスティーの夫である」と注記されている(p50)。

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