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グローフェの山道を行く

  • 2022/06/27 05:54
  • カテゴリー:音楽

かつての同僚が、米国に駐在することになったと知らせてくれた。行き先はアリゾナ。その州の名を聞いて、まず思ったのは、グランド・キャニオン。その壮大な景観を、グローフェが管弦楽曲で表現している。彼の代表作だろう。久しぶりに聴いてみた。第3曲の「山道を行く」が馴染み深い。

Ferde Grofé
Grand Canyon Suite (1931)
1. Sunrise
2. Painted Desert
3. On the Trail
4. Sunset
5. Cloudburst
Conductor - William T. Stromberg
Bournemouth Symphony Orchestra
Recorded 1998

グランド・キャニオンは、太古の地層が剥き出しになった、地球の割れ目のようなところと聞いたことがある。鉱物資源や地質時代に興味がある人にとってはたまらんだろうな。

そのほかに、アリゾナと聞いて思い浮かぶのは何だろう。そうそう、先の大戦時に日系人の強制収容所があった。そこで組織された日系人部隊がイタリアで戦ったと何かで読んだ覚えがある。太平洋の島嶼に投入された部隊もあったのだろうか。建国以来の移民にはドイツ系が多く、米国が参戦したヨーロッパ戦線ではドイツ人どうしが戦うことになった。日系人部隊が太平洋の戦線に行ったのなら日本人どうしの戦闘もあったのかもしれない。その内に調べてみよう。そういえば、真珠湾攻撃で沈んだ戦艦の名がアリゾナだった。

グローフェを聴きながらそんなことを考えた。

グロフェの「ミシシッピ」(サイト内)

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