スモールハウス
- 2018/09/18 19:02
- カテゴリー:読み物
必要とされているのは、物を買うセンスよりも買わないセンス、手に入れる技術よりも捨てる技術、情報収集能力よりも情報遮断能力だ。そう、問題は、豊かになってるだけじゃなくて、十分に足りていたり必要なかったりするのに、それでもなんとか買わせようと「ビジネスマン」と呼ばれる人種が躍起になっていることだ。そうすると、「物は少なくていい」なんて、のん気なことは言っていられなくなって、「物は少ないほうがいい」ということになって、能動的に物を排除しなければならなくなっている。
高村友也著「スモールハウス-3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方」(同文館出版、12年)から(p63)。最後の「あとがきに代えて」で著者はこうも書いている、「経済は適度に回っていて欲しいというのが僕の本音だ」と。言うまでもないけれど、経済が回っている世界では、ビジネスマンが躍起になっている。