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大関の矜持

人生かかってますから。

優勝決定戦を制した貴景勝がそうコメントした。戦ったのは東前頭15枚目の熱海富士。随分格下の相手に「立ち合いで左へ変化してはたき込み」。要するに、ずるい方法で勝利を手にしたのだ。

優勝決定戦で、それも大関がやることなのか。実際、相撲協会の首脳陣は「ああいうのを見せてほしくなかった」、「がっかりした」と語ったとか。

大関なのだから、当然、横綱への昇進を目指しているだろう。「人生をかけている」、その気持ちも判る。けれど、ずるい手であろうが何であろうが、とにかく勝つ、という姿勢はどうか。そんな力士を横綱にしたいと思うだろうか。ファンは観たいと思うだろうか。

伯桜鵬が休場すると聞き、この場所は興味を持てなかった。が、帰省した際の数日間は、母とともにテレビ観戦。熱海富士や高安の善戦を観て、今場所の優勝は平幕だな、すっかりそう思った。土日の結果を知らずに那覇に戻り、血迷った大関のことを読んだのだった。

大相撲帰省、23年9月(いずれもサイト内)。「悪いけど自分の呼吸で…」貴景勝Vも来場所の横綱挑戦に〝物言い〟 決定戦はまさかの注文相撲「人生かかってる」(9/25)

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