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賃金の日本史

  • 2024/05/30 05:57
  • カテゴリー:読み物

核家族世帯で夫の収入で専業主婦の妻と子供を養うという生計が、一部のサラリーマン世帯では可能であった二十世紀のある時期-具体的にいえば、その全盛期であった戦後の高度経済成長期-は、長期的にみればまったくのイレギュラーなものであったとみるのが自然なのかもしれない。

高島正憲著「賃金の日本史」(吉川弘文館、2023年)から(p247)。新着本コーナーにあるのを借りて来た。県立図書館。

裏表紙にこう書かれている。「奈良時代の日本最古の賃金記録から、明治時代の職人の収入まで-。史料を博捜し、昔の人びとの賃金の高さや生活水準に迫る分析手法を丹念に解説する。一五〇〇年にわたる日本の賃金史を、数字とデータで読み解く」。

データの性質や、推計や分析の手順や結果が「くどい」ほどに説明される。この学問領域では必須の要件のようだ。「数量経済史」と呼ぶのだそうだ。

最低賃金アップ、23年度(サイト内)

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