リチェルカータ、N響#2015
- 2024/07/03 05:55
- カテゴリー:音楽
原曲の主題を細かく分解し各々のパーツに金管楽器や木管楽器の音色を斬新に割り当てて再構築される音楽は驚きと発見に溢れている。
曲紹介でそんな話があった。「とりわけ異彩を放つ名作」とも。N響定期でのこの曲を聴いてみた。NHKらじる★らじる聴き逃しで。
N響第2015回定期公演
バッハ作曲、ウェーベルン編曲
「リチェルカータ」
(指揮)鈴木優人
(管弦楽)NHK交響楽団
(8分12秒)
2024年6月19日サントリーホール
演奏の良し悪しの前に、この編曲は性に合わないんだろう、今一つぴんと来ない。これまで色んな人たちの演奏を聴いたけれど、いつもそうだった。いつかは心に迫って来る演奏に出逢えるのでは、と期待するのだけれど。なにせ「名作」なのだから。
原曲は、J.S.バッハ作曲「音楽の捧げもの」の終曲「6声のリチェルカーレ」。6声のフーガのこと。普段よく聴くのは、バーゼル管楽アンサンブル(1986年)や、マリナー指揮アカデミー室内管弦楽団(1978年)。前者は、終曲のみ、管楽六重奏版、ホリガーのコールアングレが冴えている。後者は、全曲の演奏、弦楽主体でFl(W.ベネット)が入る。
# N響(サイト内)。N響第2015回定期公演▽N響演奏会(NHK-FM、6/29 16時)