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経営における「アート」

多くのビジネスパーソンが、論理的な思考力、理性的な判断力を高めるために努力しているわけですが、そのような努力の行き着く先は「他の人と同じ答えが出せる」という終着駅、レッドオーシャンでしかありません。

確かに、皆と同じ事やってりゃ結果は変わり映えしない。山口周著、世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?-経営における「アート」と「サイエンス」(光文社新書、17年)から(p48)。

下手にマイケル・ポーターなんかを勉強せずに、端から本人のセンスやカンを頼りに事を進めればいいんじゃないの、という意見もありそうだ。するとどうなるか。出資者や会社の上層部は納得しない。論理的な説明が必須となる。会社がデカければデカいほど、その掟から逃れられない。斬新なアイデアに基づく新事業が、デカい企業からは生まれない、そうなるべくしてなっている。

「老けない人」は大人になっても遊んでいる-遊びと仕事は境界線が曖昧なほうがいい(東洋経済ONLINE、2018/05/01 11:00)スコット・バリー・カウフマン:心理学者

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