エントリー

虚ろな十字架

  • 2019/12/15 14:20
  • カテゴリー:読み物

一体どこの誰に、「この殺人犯は刑務所に〇〇年入れておけば真人間になる」などと断言できるだろう。殺人者をそんな虚ろな十字架に縛り付けることに、どんな意味があるというのか。

東野圭吾著「虚ろな十字架」(光文社、14年)から(p153)。強盗殺人は単なる行きずりではなくそれには深い事情があった。上質のミステリーではあるけれども、引用部分のように、殺人犯はどう罰せられるべきか、という問いが全編に通奏しているかのようで、たいへん重いストーリーに仕上がっている。

# 被害者参加制度、「死刑廃止論という名の暴力」

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年04月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

孤立死2万人超
2025/04/27 06:01
クリス智子、あの人の本棚
2025/04/26 05:59
らくらじ2
2025/04/25 05:40
30-touchpad.conf、E200HA
2025/04/24 05:54
角幡唯介、あの人の本棚
2025/04/23 05:59
六厩越え
2025/04/22 05:57
あなたが誰かを殺した
2025/04/21 06:04
沖縄離島の有事避難案
2025/04/20 06:00
べらぼう(15)
2025/04/19 06:55
アイロンのある風景
2025/04/18 06:06

過去ログ

Feed