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歓喜の歌が響く街

  • 2018/06/09 06:32
  • カテゴリー:音楽

楽器はドイツ領事館を通して入手した。どうしても足りないコントラバスなどは作った。ファゴットは足踏みオルガンで代用した。

番組の中で、鳴門教育大の頃安(ころやす)教授がそのようなことを言った。100年前の鳴戸、果たして第九の演奏にファゴットは使われたのだろうか。その疑問は解消された。エフエム徳島・TOKYO FM 共同制作 鳴門第九アジア初演100周年記念企画ドキュメンタリードラマ「歓喜の歌が響く街~第九の里・徳島県鳴門市の奇跡」(18/6/8 20時、再放送)から。

番組サイト http://www.tfm.co.jp/tokushimadaiku/ に、「霊山寺前での演奏会の様子」という写真がある。お鬚の指揮者が片足を載せる木箱は指揮台の代わりだろうか。その箱には、サクラビールと大書されている。右横書きで天地が逆。

いわゆる第九についてどう思っているか個人的な意見を、ついでに、書いておこう。まず思うのは、ファゴット吹きにとってオイシい曲であるということ。それは間違いない。ただし、聴く側に立つと、曲全体が冗長である点は大きな問題だ。その原因の一つ、第3と第4、連続する二つの楽章が変奏曲になっていること。これは理解に苦しむ。複雑だし、一体感や調和を損ねている。それに全体の演奏に要する時間が長過ぎる。必ずしも心地良い音楽じゃないし、全楽章通しで聴くには忍耐も要る。我慢して聞いていれば、ご褒美で、最後の方にあの有名な旋律が流れて来る。最後にオケは大音量で大団円。終わり良ければ総て良し。一時間、耐え忍んだことも忘れられる、という曲。

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