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手帳と日本人

  • 2020/07/10 06:32
  • カテゴリー:読み物

手帳は「慣れ」の比重が大きい(略)。数十年にわたって同じ年玉手帳を愛好した利用者が、それと同じもの、似たものを求めるようになって何ら不思議ではない。

年玉手帳という呼び方があるんだな。年末になったら用意される、社名ロゴの入った翌年分の手帳。社員向けだったり、販促の一環で取引先などに配られたりする。引用は、舘神龍彦著「手帳と日本人」(NHK出版新書、18年)から(p77)。図書館の棚に並んでいるのがふと目に留まり借りて来た。

おれも御多分に洩れず同じ手帳を使い続けてきた。学生時代から数えて計37冊。月曜始まり、見開き二週間、Pilot製。「慣れ」とは恐ろしいもので、そのフォーマットでないとスケジュール管理は心許ない感じがしたものだ。自分の手帳については何度か書いている、例えば、

きのう東京駅まで歩いたついでに丸善(丸の内店)に立ち寄り、4Fで来年の手帳を買った。1982年版から使い続けて、これで35冊目になるパイロット製。今の商品名は colete Diary Weekly A、来年の型番は PDL-D16A。価格が改定された。82年のは 150円、88年 200円、92年 250円、09年 300円と、50円刻みで上がって来て、そして、16年版は 350円になった。82年版を150円で買った頃、あの街のバス均一区間は確か90円だった。今、都バスは現金払いなら210円、手帳は350円。バス均一区間とこの手帳、今も昔も、価格比は 3/5 で同じだ。(2015/12/18 05:37、来年の手帳 PDL-D16A)

思うところあって、19年に、3か月を見渡すことができるフォーマットに切り替えた。A4紙2枚、手作り。今年は2年目になるけれど、特に支障なく手帳ライフ(笑)を楽しんでいる。「慣れ」なんてどうにでもなるものかもしれない。

手帳をつくる、19年版(サイト内)

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