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悲愴、N響#2039

  • 2025/07/05 06:05
  • カテゴリー:音楽

かちっとした、いい演奏だった。らじる★らじるで聴いた、N響の「悲愴」。

N響第2039回定期公演
チャイコフスキー作曲
交響曲第6番ロ短調 作品74「悲愴」
(指揮)フアンホ・メナ
(管弦楽)NHK交響楽団
(45分50秒)
2025年6月7日NHKホールで収録

第1楽章、冒頭から、あの切ない旋律(第2主題)が出て来るまでを、すっきり上手くまとめていた。大いに聴く気になった。期待に違わず、全体、ややあっさりではあるものの、メリハリの効いた好演だった。いいチャイコフスキーを聴いた。

この曲との付き合いはそろそろ50年になるだろうか。生で初めて聴いたのは、高校2年の秋だった。シモノフ指揮ボリショイ劇場管。初めて吹いたのは、その2年後。大学オケの定期演奏会でメインの曲だった。本番は降り番だったけれど、練習で何度か代奏した。1番ファゴットの4年生が専攻の研究室が忙しく彼の代わりで。練習とは言え、大曲は初めのことだし、目立つ箇所が多々あるので随分と緊張したことを覚えている。

N響第2039回定期は、7/20(日)にEテレでも放送されるとのこと。

N響交響曲十選アルチュニアン(いずれもサイト内)。N響第2039回定期公演▽ベストオブクラシック(NHK-FM、6/26 19:35-)

なにわ落語青春噺

おまえはな、ここ(頭)でばっかり考えてんねん。おもろい落語っちゅうんは、ここ(心)で感じるもんやぞ

六代目笑福亭松鶴が、桂米朝に言う、頭そして胸に手を当てて。「JOBK100年 桂米朝 なにわ落語青春噺」(6/21)の中のドラマにて。昭和二十年代後半の想定とか。

心で感じるもの。その通りだと思う。これは、落語だけでなく芸全般に接する際に言えることだろう。

音楽や絵画の鑑賞もそう。しかし、実際はどうか。

例えば、所謂クラシック音楽の鑑賞に関して、あるブログは、「付加情報が語られることは多いが、どう感じたのかという主観を語る人は少ない」と指摘する。「感性で楽しむ」のではなく「知識で楽しんでいる」と。

何かを創り出す欲求が湧いた時、既存のやり方の組み合わせだけでなく、別の手法や工夫が必要になる場合がある。場合によっては、それが新たな技法や形式となり定着し受け継がれていく。これは専ら創る側の事情だ。鑑賞する側には、本来、関係ない。例えば、提示とか再現とかソナタ形式なんて知らなくたっていい。

どうして、心で感じる、とならないのだろう。おそらく、評を生業としている人たちの存在と無関係ではない。そういう人たちは、感動した、とか、これはもう一つ、とか、そんな評論だけでは食っては行けない。創る側の事情に踏み込み、「付加情報」として技法や形式をも語ろうとする。鑑賞者は、そういう評がカッコ良く見える、真似したくなる。

心で感じる、芸や芸術とはそう付き合いたいものだ。

うつくしい靴黒田辰秋 ものづくり問答(いずれもサイト内)。「JOBK100年 桂米朝 なにわ落語青春噺」(NHK総合・関西、6/21 19:30)、知識で楽しむ、感性で楽しむ|クラシックおっかけ日記、「百年目」桂米朝(1981年収録)▽上方 推しらくご(NHK総合・関西、6/29 17時)、日本の話芸「どうらんの幸助」桂米朝(1992年放送)▽おとなのEテレタイムマシン(NHK-Eテレ、7/2 13:10)

mcwm、E200HA

E200HAにArchを、その20
 
タイル型ウィンドウマネージャー(wm)、monsterwmを、スタックだけで使ってる。そうであればタイル型を使う意味はない。スタック型wmへ切り替えよう。それと、polybarは機能を切り詰めた軽量なwmと相性が合いそうだ。そんなことを考えてスタック型wmを検討し軽そうな候補二つに絞り込んだ。
 
一つは、ArchWikiのスタック型wmの項で紹介されているwm2。もう一つは、2bwmのサイトでの比較で最軽量級に位置付けられたmcwm。両方ともAURに登録されている。まずは、そこからインストールした。
 
外観やデフォルトでの使用感は、まずまず。メモリー使用量(単位MB)を、使ったことのある、icewmやmonsterwmと比較。条件を合わせるためにfcitx5-mozcやdropboxを外して立ち上げメモリーの数字を読んだ。icewm以外では、polybarやfehも併せて起動。
 
icewm、351
monsterwm、316
wm2、312
mcwm、307
 
wm2、mcwm、いずれも比較的低い値となった。両者にそれほど差はない。使い勝手を比べることにした。デフォルトではなく、設定を丁寧にカスタマイズ。config.hを修正、リコンパイル、という手順を踏む必要がある。monsterwmで経験したように、git cloneによるファイルの取得からスタート。
 
AURにあるということは、そこからgit cloneすることもできる。がしかし、それは事をより複雑にするだけ(it will only make life more complicated)と、指摘されているのが目に留まったこともあり、AURは敬遠して、GitHubからいただくことにした。
 
まず、wm2。ここ(https://github.com/cannam/wm2.git)からgit cloneして、makeまで進めた。が、sudo make clean installでは「ターゲット 'install' を make するルールがありません. 中止」と出て、初学者を悩ませる。散々調べて回って、Makefileの末尾に以下を追記。これで何とかクリアした。
 
install:
cp wm2 /usr/local/bin
 
次にmcwm。こちらは、もっと、すんなり行かない。git cloneした後、Makefileがフォルダーの中に見当たらず、似た名前のMakefile.amがある。調べてみると、一手間、二手間を経て、ようやく、makeに到る。
 
$ git clone https://github.com/bbidulock/mcwm.git
$ cd mcwm
$ bash autogen.sh
$ bash configure
$ make
$ sudo make clean install
 
本質はさっぱり判らないながら、出来てしまえば達成感はある。各々、config.h修正とリコンパイルを何度か繰り返し設定変更を完了。
 
さて、wmなのだから、ウィンドウ操作を比べることになる。wm2とmcwm、コンセプトは大いに異なる。wm2は、基本、マウスだけで操作する。潔い。一方mcwmはキーボードでの操作に力点が置かれているようだ。さらにマウスとの組み合わせで操作性は良好。これまで使い馴染んで来たmonsterwmに似たキーバインドにすることもできる。
 
結果、monsterwmから、スタック型のmcwmに切り替えることにした。
 
選に漏れた、icewm、monsterwm、wm2、をアンインストール。念のためconfig.hなどの設定をバックアップした上で、三者三様のコマンドで削除した。
 
$ yay -Rs icewm
 
$ cd monsterwm
$ sudo make uninstall
 
$ sudo rm /usr/local/bin/wm2
 
E200HAにArchをiceWMの設定、Arch Linux(いずれもサイト内)
 
2bwmwm2mcwm|GitHub

土と向き合う

日曜の朝、陶工が登場するドキュメンタリー番組が二本続いた。

初めてやるに(して)は、よくできたね、って、ほめられました。

益子焼の窯元でお手伝いさんをしていたところ、人間国宝、濱田庄司氏(1894-1978)に見出され職人となった。今や陶歴50年のベテラン。

日本伝統工芸展に好まれる作風、そっちへ寄せなきゃいけない、受かるようなものを作んなきゃいけない

有田焼の工房、その後継ぎは重圧に苦しむ。人間国宝の祖父、井上萬二氏(1929-)が広く知られるきっかけとなった公募展に出展しようと格闘する。

色んな陶工がいる。職人、芸術家、どっち付かずの人。皆どんな心持ちで器をつくっているのだろうか。

窯元でお手伝いすることに(サイト内)。小さな旅 選「ゆったり 土と歩んで~栃木県益子町」(NHK総合、6/29 8:00、初回放送2024年7月)、Dearにっぽん「祖父は、人間国宝~佐賀・有田焼の里で~」(NHK総合、6/29 8:25)

エラー、E200HA

E200HAにArchを、その19

スイッチを押してlogin:のプロンプトが出るまでの15秒ほどの間に、ブート・プロセスの文字列が画面を流れて行く。[ OK ]がずらっと並ぶのを見るのは気持ちの良いものだ。

ある時、その中にerrorが混じっていることに気付いた。一つか二つ。赤い文字の警告ではないので致命的な問題ではないのだろう。が、念のために、

$ sudo dmesg | grep error

と、dmesgを調べてみると、3か所、errorが登場していた。

INT33FF:04: probe with driver cherryview-pinctrl failed with error -61
platform regulatory.0: Direct firmware load for regulatory.db failed with error -2
intel-spi intel-spi: probe with driver intel-spi failed with error -22

各々いったい何を意味するのだろうか。時間がある時に調べてみよう。journalctlコマンドだと、さらに色々とwarningが出ていることが判る。これもよく見てみよう。

$ journalctl -b -p 4

次回は、その20。そろそろこのシリーズを終えようと考えている。

E200HAにArchを(サイト内)

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