Linuxを試してみる、その12
Alter Linux LXDEに続いて、32bit版をいくつか試みた。Debianは最新版11 "bullseye"のシリーズにも、依然、32bit版があることから、勢いその派生のディストリビューションが中心になる。各々インストールやその後のソフトウェア・アップデートでの懸念点をごく簡単にメモしておこう。
まず参考例で、Alter Linux LXDEについて。ベースとするArch Linuxに最早32bit版はないけれどこれは32bit版。インストール後、起動時のメモリー占有は[RAM 214MB]。アップデート時、ミラーリストが変更になっており、一手間かかった。前回書いたように、WiFiに繋がりにくい。繋がっても、LAN上のNASへの接続が果たせない。
次からはすべてDebian系かつ32bit版、
LMDE4 LXDE。Linux Mint Debian Ed、ドイツ語オリジナルの非公式版はLXDE。ソフトウェアのアップデート時、thunderbird-l10n-jaに不具合があると出た。dpkg --removeでそれを取り除き、作業続行可能となった。fcitxのインストールで難儀した。[RAM 298MB]
Debian 11 Xfce。b43系ファームウェアもカバーしていると期待して、nonfreeを試したのだけれどWiFiを認識しない。やはりそのファームウェアは入ってない。[RAM 278MB]
Sparky Linux 6.1 Openbox。好感度高し。ただし、インストール直後はブートせず、この一回はリカバリーモードで立ち上げたことを記しておこう。[RAM 187MB]
Q4OS 4.7 Trinity。インストールに時間を要す。デスクトップ環境Trinityは、KDEのfork。にもかからわず起動時のメモリー占有は小さい[RAM 269MB]。「|」この文字、パイプと言うのかバーと言うのか、これがキーボードから入力できない。散々あちこち設定を見たのだけれど解消できない。ターミナルでパイプラインが使えない。
MX Linux 21 Fluxbox。メモリーを割と占有する[RAM 340MB]、一応軽量級なんだろうけれど。その他は特に懸念点なし。何もしなくても、WiFiを認識するし、タップでクリックONになっている。外観の印象も悪くない。/etc/default/keyboardにctrl:nocapsを追記。
検討待ち、LMDE4 Cinnamon、Devuan 4 Xfceなど。
alterlinux-lxde-ja-2021.09.20-d0fb75b7f-i686.iso
inoffizielles-lmde-4-lxde-32bit-de-20200324-rc1.iso
debian-live-11.1.0-i386-xfce+nonfree.iso
sparkylinux-6.1-i686-minimalgui.iso
q4os-4.7-i386-instcd.r1.iso
MX-21_fluxbox_386.iso
lmde-4-cinnamon-32bit.iso
devuan_chimaera_4.0.0_i386_desktop-live.iso
# Linuxを試してみる(サイト内)。Debian|Wikipedia、dpkgやapt-getで依存関係のエラーが出た時の対処法