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2024年06月の記事は以下のとおりです。

葬儀の後で

1994/11/24(木)
13:00 葬ギ(武田副社長)、O/B、ドイツ行きの件

月曜日の訃報を見てちょっと思い出すことがあって、昔の手帳を引っ張り出した。

30年ほど前に、大阪市内の大きなお寺で焼香した。亡くなった方は同社の社長だと思っていたのだけれど、それは記憶違いで、手帳に副社長と記している。1994年11月のこと。

その時は、上司の部長(O/B)に同行して葬儀へ行った。その帰り道、上司から、今のプロジェクトが落ち着いたらドイツ支社への赴任はどうか、と打診を受けた。その話のために同行を求められたようだった。結局、何やかやとあって、ドイツ行きは実現しなかった。化学を志した者として、もしくは音楽の徒として、一度は住んでみたいと思っていただけに残念な思いをした。

研究所から事業部へ転勤して一年、まだ何者でもないあの頃、それから色んな事が起こるあの頃。製薬企業トップの訃報は、そんな頃の記憶へと繋がって行った。

ドイツ行きの望みはその十年ほど後に転職した先で叶う。ドイツ企業の本社勤務だった。

武田国男氏が死去 武田薬品工業元社長、84歳(6/17)

「幾何学パズル大全」

この電子版はかなり包括的だが、冊子体を出版する際には、似たものや、つまらないパズルは割愛するだろう。もし網羅性を重視してそのままにするなら、過去のものとして表現することになる。しかし、あまり悪く言わないように気を付けよう。ひょっとすると、そのパズルを気に入ってくれているユーザがいるだろうから。

ここでも何度か書いた、木製パズルの大家コフィン(Stewart T. Coffin)。彼の作品集があることを知った。それもweb上で見ることができる。引用はその前書き(p3)から。

"AP-ART, A Compendium of Geomeric Puzzles", Stewart Coffin 2018

今まさにつくっている、Six-Piece Diagonal Burr(p130、#97. Crooked Notches)をまず見付けた。別の著作、そこでは呼び方が違っている、に図面が掲載されている。

かつて制作したパズルもちらほら。アルテクルーズ(p28、#9. Square Knot)、不幸な幼年期(p68、#41. Unhappy Childhood)そして、Coffin's Quintet(p110、#78-C. Five-Piece Solid Block)など。

近々つくろうと思っている、特殊な箱詰めパズル(p201、#194-A. Margie's Marvel)も出ている。

Coffin(サイト内)。"AP-ART, A Compendium of Geomeric Puzzles", Stewart Coffin 2018

早焼き食パン

わが家のホームベーカリー、ここしばらく、いつもと違うレシピでつくっており、焼き上がりまでの時間が短くなっている。

これまでずっと、装置のトリセツにある「サンドイッチ用食パン」をベースにしていた。所要時間は3時間。時間を短縮できないだろうか、と探してみたら、2時間弱の「早焼き食パン」があった。早速やってみたところ、十分に膨らむし、味や食感も遜色ない。

そのレシピは、強力粉とドライイースト、いずれも多めに入っている点が特徴。特にドライイーストは一斤あたり4.2g。これはかなり多い。数回の試行を経て、2g近辺まで減らせそうとの感触を得た。前々回あたりから、2.4gに落ち着いて来ている。

一斤の所要時間が1時間も短くなると、連続して数個焼く時にかなり助かる。

ホームベーカリー(サイト内)。パナソニック製SD-MT3

ノクチュルヌ、N響#2014

  • 2024/06/17 05:58
  • カテゴリー:音楽

7時のニュースのあとにN響定期公演が始まったのでそのまま鳴らしていた。番組冒頭の曲紹介で、ドビュッシーのノクチュルヌ(夜想曲)がプログラムに入っていたので。

N響第2014回定期公演
ドビュッシー作曲
「夜想曲」
(指揮)沖澤のどか
(女声合唱)東京混声合唱団
(管弦楽)NHK交響楽団
2024年6月14日NHKホール

一聴、上手く整理しているなぁ、と思った。元々判りにくい曲ではないけれど、これほどにすっきりした演奏に出逢うことは珍しい。好演。ただ、きっちりきっちり音楽が進むきらいがある。邦人音楽家にありがちなメトロノーム症候群とでも言えばいいのだろうか。もっと怪しく揺れてもいいのにと感じた箇所がちらほら。

N響(サイト内)。N響第2014回定期公演【曲目】寄港地(イベール)左手のためのピアノ協奏曲(ラヴェル)夜想曲(ドビュッシー)【出演】沖澤のどか(指揮)デニス・コジュヒン(ピアノ)東京混声合唱団(女声合唱)【解説】野平一郎、NHKホールから生放送▽ベストオブクラシック(NHK-FM、6/14 19時半)

兜の緒を締めよ

隆盛を求めるには時を要するが、凋落はあっという間だ。隣国の低迷を明日はわが身と、成果をあげている今こそ、兜の緒を締めなくてはならない。

産経新聞の主張(社説)「五輪球技の活況 快挙にも兜の緒を締めよ」(6/15)から。隣国とは韓国のこと。日本は、多くの球技種目でパリ五輪への出場を決めた。それを、あまり成績の良くない韓国と比較している。

在京六紙の社説が、五輪での特定の競技の出場権を議論するのは珍しい。それも他国のそれを引き合いに出すのはかなり稀だろう。ちょっとどうかと思わなくもない。が、調子の良い時こそ、慢心せず将来への「備えを怠らない」、その主張は当を得ている。

この社説が目に留まったのには理由がある。十日ほど前に、友人とのやり取りの中で「兜の緒を締めよ」と書いた。同じ言葉が、きのう、社説のタイトルに登場したのだ。

友人からこんな話があった。「武という字は戈(干戈=矛と盾)と止という字から成り立っていて、本来の意味は戦いをやめること。それに術(テクニック)がついて、敵の攻撃を無害化して自分を護って、攻撃を諦めさせて交戦状態を友好交流に転化して」云々。

戦いをやめる、戦わない、そこから、日露戦争での連合艦隊解散ノ辞へ連想が飛んだ。その最後の部分を返信した。「奮励し、万全の実力の満を持して放つべき時節を待たば、こいねがわくば以て永遠に護国の大任を全うする事を得ん。神明はただ平素の鍛錬につとめ戦わずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安んずる者よりただちにこれをうばふ。古人曰く、勝つて兜の緒を締めよ、と」。

さて、6/10週の六紙社説は、そのほかに、少子化の加速、保護司殺害、欧州議会選、東京都知事選、「セクシー田中さん」問題、JPドラゴン逮捕、佐渡金山、財政再建目標、G7サミットなどを話題にした。

六紙社説、坂の上の雲第6部平和は槍で得るものなのか(いずれもサイト内)

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