葬儀の後で
- 2024/06/20 06:15
- カテゴリー:時の話題
1994/11/24(木)
13:00 葬ギ(武田副社長)、O/B、ドイツ行きの件
月曜日の訃報を見てちょっと思い出すことがあって、昔の手帳を引っ張り出した。
30年ほど前に、大阪市内の大きなお寺で焼香した。亡くなった方は同社の社長だと思っていたのだけれど、それは記憶違いで、手帳に副社長と記している。1994年11月のこと。
その時は、上司の部長(O/B)に同行して葬儀へ行った。その帰り道、上司から、今のプロジェクトが落ち着いたらドイツ支社への赴任はどうか、と打診を受けた。その話のために同行を求められたようだった。結局、何やかやとあって、ドイツ行きは実現しなかった。化学を志した者として、もしくは音楽の徒として、一度は住んでみたいと思っていただけに残念な思いをした。
研究所から事業部へ転勤して一年、まだ何者でもないあの頃、それから色んな事が起こるあの頃。製薬企業トップの訃報は、そんな頃の記憶へと繋がって行った。
ドイツ行きの望みはその十年ほど後に転職した先で叶う。ドイツ企業の本社勤務だった。
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