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キーワード「著「ミレニアム」の検索結果は以下のとおりです。

ミレニアム4(上)

  • 2022/10/25 06:31
  • カテゴリー:読み物

当事者のひとりが全員の総意を装って何かをごり押しする、というのはままあることだ。みんなに有利なことだと言われても、あとになれば結局誰かが苦しむことになる。

確かに、そういうことはある。ダヴィド・ラーゲルクランツ著「ミレニアム4-蜘蛛の巣を払う女」ヘレンハルメ美穂・羽根由訳(早川書房、2015年)上巻から(p182)。

このシリーズ第4作からは別の作家が書いている。日本語版を読む限り、人物や情景の描写は上手く踏襲されていて旧作の雰囲気は損なわれていない。一部、筋運びが雑な感じがしないでもないけれど。

「ミレニアム」(サイト内)。チームに考え方の違う人間を一人(p249)

ミレニアム3(下)

  • 2022/10/14 06:28
  • カテゴリー:読み物

「なぜもっと早く気がつかなかった?」「連中が口にすることばかりに注目していたせいで、口にしないことを見落としてしまったんです」

盗聴されていることに気付いた側が一枚上手だった。スティーグ・ラーソン著「ミレニアム3-眠れる女と狂卓の騎士」ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳(早川書房、2009年)、下巻から(p256)。

口にしない、書かれない、表立って語られないことにこそ本当の姿が隠されている。

ミレニアム・シリーズ、3まで読了。読み応えある。著者が急逝したため、4以降は書き手が替わったらしい。

「ミレニアム」わが母なるロージー(サイト内)。マイ・シューヴァルら著「ロゼアンナ」「笑う警官」。ヴェルディ(p243)、釘打ち機(p457)

ミレニアム3(上)

  • 2022/10/11 06:22
  • カテゴリー:読み物

報道記事は不偏不党であるべきです。意見は社説で述べるべきでしょう。

エリカが、転職した先で吼える。新しい職は大新聞の編集長。引用は、スティーグ・ラーソン著「ミレニアム3-眠れる女と狂卓の騎士」ヘレンハルメ美穂・岩澤雅利訳(早川書房、2009年)、上巻から(p282)。

エリカは前任の編集長について言う。「社説を読んだかぎりでは、退屈で保守的、税率の高さを嘆くのが得意で、何かにつけて表現の自由を主張する典型的リベラリストといった印象がある」(p258)。ミカエルの評はこう。「スウェーデンでいちばん退屈な、石頭のオヤジだらけの新聞の編集長」「社説をごらんよ。時代錯誤もはなはだしい主張ばかりじゃないか」(p97)。

「ミレニアム」(サイト内)。NatureとNew England Journal of Medicine(p300)、真相を公表するのに相応しい時期(p369)

[ 朝刊休刊日 ]

ミレニアム2(下)

  • 2022/10/05 06:27
  • カテゴリー:読み物

やはりこの事件には、ごくふつうの単純でわかりやすい要素などひとつもないらしい。

捜査担当者がこぼす。スティーグ・ラーソン著「ミレニアム2-火と戯れる女」ヘレンハルメ美穂・山田美明訳(早川書房、2009年)、下巻から(p249)。

容疑をかけられたリスベットは警察も含め複数のグループに追われる。誰にも全容は見えていない。ある時点で一番よく知っているのは読者だろう。この点も普通のサスペンスとは違う。下巻の終盤になって、ようやく、ミカエルが読者に追い着いて来る。

この巻の最終ページで、ミカエルは傷だらけのリスベットを発見する。えっ、この場面で終わってしまうのか。急いで続きを借りて来なくては。

「ミレニアム」(サイト内)。グレッグ・ルッカ著「耽溺者」

ミレニアム2(上)

  • 2022/10/01 06:21
  • カテゴリー:読み物

家の内装をどうしたいか、どんな家具を置きたいか、どんな服を着るべきか、といったことに関して、確固たる好みと意見がある。

一般に、このタイプの人は、きっと充実した人生を送るのだろう。登場人物とは関係なくそんなことを思った。引用は、スティーグ・ラーソン著「ミレニアム2-火と戯れる女」ヘレンハルメ美穂・山田美明訳(早川書房、2009年)、上巻から(p194)。

戦略は細部に宿る。これは、神は細部に宿るの派生と何かで読んだ。細部(details)が大切という教えだ。考え方や方針は、隅々に行き渡ってこそ本物になる、機能する、そういう意味だろう。家の内装や身に付ける物などに対して「確固たる好みと意見」があるならば、生き方そのものに対しても、そうしている可能性がある。

いや、どうだろうか。先日、パソコンの設定を自分の好みに書き換える話を書いた。日々パソコンを立ち上げて最初に目にする日時表示やタスクバーを「確固たる好みと意見」に基づいて整える。確かに細部を大切にしているかのようだ。が、そうしているからと言って、パソコン上での作業、例えば作成する文書が充実している実感はそれ程ない。

よくよく考えてみなければならない。人生にせよパソコン・ライフにせよ、外見だけ装って中身は空っぽになっていないだろうか、と。

ミレニアム・シリーズの第2部を読み進めている。下巻を借りて来よう。

「ミレニアム」オレたち花のバブル組(いずれもサイト内)。「数学のさまざまな側面」(p39)、マーティン・ガードナー(p41)、タラモア・デュー(p139)、オーロフ・パルメ首相暗殺(1986年、p369)

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