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キーワード「戦争」の検索結果は以下のとおりです。

新聞週間、21年

新聞週間が15日から始まる(った)ことを、読売新聞の社説(10/13)で知った。今朝、毎日新聞も採り上げている。六紙社説では、今のところ、この2紙。昨年と同じだ。新聞協会は「新聞界のメーンイベント」と謳うけれど、どこもかも挙って社説に書くわけではない。

先月、「新聞の存在理由」と題して東京新聞の社説(9/9)をここで紹介した。その数日後にも、新聞報道の功罪について何かで読んだ。六紙いずれかの社説だったか、時事の記事だったか、はて、何だったか。さんざ探し回った挙句、しんぶん赤旗の「主張」(9/17)に見付けた。そう、この記述だ。

新聞なども戦争を美化する「戦況報道」を競い合い、侵略戦争推進の旗を振りました。45年8月の敗戦までの大新聞をはじめとしたマスメディアの戦争協力は、歴史の大きな汚点です。

新聞は、ともすれば、何かと「あおる」。新聞週間の機会に、「正しく伝える」(読売、10/13)、「権力を監視する」(毎日、10/17)、そういった報道機関の役割を改めて意識してもらいたいものだ。我々読者も十分に心して報道に接しなければならない。特に戦争に結びつくことには敏感になるべきだろう。

10/11週の六紙社説は、国会代表質問や、衆院解散、反権力記者にノーベル平和賞、JR変電所火災、大津いじめ自殺10年、日鉄がトヨタ提訴、不登校過去最多などを題材にした。

新聞週間行事日程|日本新聞協会。新聞の存在理由(サイト内)。新聞週間 確かな情報届ける使命と責任(読売、10/13)、新聞週間に考える 信頼される努力を今後も(毎日、10/17)、「満州事変」90年 国の進路誤った過去の直視を(赤旗、9/17)

雪中の奇跡

  • 2021/10/05 06:31
  • カテゴリー:読み物

このフィンランドのスキーのストックは日本から輸入された竹でできていた

梅本弘著「雪中の奇跡」(大日本絵画、1994年、新装版)から(p39)。1939年11月から翌年3月まで続いた冬戦争(talvisota、第一次ソ芬戦争)の記録。

遠い国の戦いに多少なりとも日本の産物が関係していた。竹のストックばかりか、三八式の歩兵銃や15cm榴弾砲、「呉海軍造幣廠で明治三十一年に製作」のアームストロング沿岸砲も登場する。驚いた。

# 芬蘭、フィンランドを意味する旧い表記。「雪の進軍」、「フィンランディア」

戦略の未来

  • 2021/08/27 06:25
  • カテゴリー:読み物

ただ自分がよく知っていることをやるだけだ、という話になってしまう。しかも切迫した状況では、彼らは自分たちの想像した範囲でしか行動できなくなる。兵士というのはいざ戦闘が始まると、そのほとんどの時間を「戦術レベル」の、潜在的な危険に囲まれた世界で過ごすことになる。彼らは自動的に作戦や戦略に導かれ、戦略的に意味のある目標の達成に向かって動くわけではないのだ。

だから、戦略が、作り込まれ、説かれなければならない。コリン・グレイ著「戦略の未来」奥山真司訳(勁草書房、2018年)から(p62)。同著者の「現代の戦略」よりは、だいぶ取っ付きやすい。

その戦略とはいったい何なのか(p41-56)。「実に多くの意味がある」

  • 一つのプロジェクトを成功させるために選ばれた指針(一般論)
  • 誰もが好むアイデア(拡大解釈)
  • 最も重要なもの、長射程のもの、とくに注目すべきもの(誤用か)
  • パワーを創造するアート(フリードマン)
  • 戦争の目的を達成するために戦闘を使用すること(クラウゼヴィッツ)
  • 政策の目的と軍事的手段を橋渡しする方策(本書)

コリン・グレイ(サイト内)。SDI, START。23の格言によって構成される「戦略の一般理論」(p75)

現代の戦略

  • 2021/08/26 06:26
  • カテゴリー:読み物

もちろん最大の問題は、「起こらなかったこと」を十分に説明できる証拠を見つけることの難しさにあり、この難しさは永遠に残るのだ。

冷戦時代、核戦争をせずに済んだ。それは戦略の勝利だったのか、それとも、たまたまだったのか。コリン・グレイ著「現代の戦略」奥山真司訳(中央公論新社、2015年)から(p437)。

訳者あとがき(p523)から。本書での四つの論点、1) 戦略は、政策と戦術の架け橋、2) 戦争の文法は変わるがその論理は不変、3) 戦争の普遍性、4) 実践重視の議論。それと、本書の難点、「冗長」「繰り返し」。クラウゼヴィッツ本の「注釈書」だとも。

やらなかったことコリン・グレイ(いずれもサイト内)

タリバンの今後

反政府側のタリバンが勝った。勝ったには勝った理由があって、やはり、かなりの国民の支持がないと戦争はできないし勝つこともできない。正確な世論調査はできないけれど、まずそれが大きな前提。

国際政治学者・高橋和夫氏のコメント。昨日の「伊集院光とらじおとニュースと」(TBS、8/24 9時台)にて。政権をとる以上は、テロの温床にならないよう「変な言い方だけれど、タリバンにはしっかりやって欲しいなとは思う」と締め括っていた。

【地球コラム】アフガンはどうなるのか?(8/19)、タリバンが米兵器入手 軍事力増強、アルカイダに流出も(8/24)、G7首脳、アフガン安全退避で緊密連携 タリバン、米軍撤収延期を拒否(8/25)

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