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キーワード「沖縄」の検索結果は以下のとおりです。

Re: たそがれ清兵衛

そちが戸田仁斎道場の師範代を務めておったことは調べがついておる

主人公の井口清兵衛(真田広之)は、藩命で討手に選ばれる。ここに至るまでに、観客は清兵衛の腕前を知らされている。決闘にあっさり勝つ場面があるからだ。師範代なのだそりゃ勝つわな、とあの場面を思い返す。そう言えば、あの決闘のことが城下で噂となり御蔵奉行の連中は、初めて、同僚の清兵衛が剣の遣い手であること知った。付き合いの悪い同僚とは言え、流派の高弟だ。職場の仲間はそれくらいは承知していて良さそうなもんだが。

山田洋次監督の映画「たそがれ清兵衛」(松竹、2002年)から。

20年前のこの映画をまた観たのは、田中泯の声を聴いたのがきっかけだった。NHKスペシャルでの語りを聴き、「たそがれ清兵衛」に出演していたことを思い出した。ビデオはすぐ見付けられた。余吾善右衛門役だ、シブい。この映画で朋江に扮しているのは宮沢りえ。可憐だ。今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」りく役での毒婦ぶりとは大違い。そうそう、田中泯も「鎌倉殿~」に出ていた、藤原秀衡役。敬称略。

鎌倉殿の13人、たそがれ清兵衛(いずれもサイト内)。NHKスペシャル「沖縄戦全記録」(NHK総合、8/13 02:37、初回放送2015年6月)田中泯語り。田中泯(1945-)、宮沢りえ(1973-)、大杉漣(1951-2018)

日朝平壌宣言20年

拉致被害者家族の「いらだち」は、「北朝鮮の理不尽のみに対するものではない。矛先は被害者救出を果たせない日本政府にも向けられている」(産9/17)

拉致を最優先課題と位置付けた「安倍路線を踏襲する岸田文雄首相も事態打開の糸口をつかめていない。北朝鮮を再び動かすためには、北東アジアの安全保障の枠組み作りまで視野に入れた戦略が必要となるだろう」(毎9/16)

「米朝非核化交渉と日朝協議を連動させるのは有効な手段であり、政府にはバイデン米政権を動かす努力も尽くしてほしい」(経9/17)

「日本政府の動きについても透明性に問題がある」「複数の政府当局者らが、北朝鮮は拉致被害者である田中実さんらが同国で生存していることを認めた、と明らかにしている。にもかかわらず、その事実の確認や公表すらしないのは理解できない」(朝9/17)

「米国頼みの外交を改め、直接交渉に乗り出したり、日本独自の制裁を解除するなど、柔軟な外交姿勢も求められる。北朝鮮問題の解決には中韓両国の協力も不可欠で、両国との関係改善にも努力すべきは当然だ」(東9/17)

と、新聞の社説は政府を詰る。ならず者の隣国が相手とは言え、何ら成果を上げられないのだから詰られて当然だ。しかし、政府だけが頑張れば良いというものではない。つい最近も旧統一教会の問題では、世論が、ジャーナリズムが、政府や与党を動かすことを見たばかりではないか。新聞は、非難するだけでなく、別の役割も果たすべきだ。一紙は以下のように書き、新聞は世論形成を正しくリードする立場にあることを忘れていない、と微かな期待を繋いでくれている。

「内閣府の調査では、20歳代以下の拉致問題への関心は極めて低い。非道な拉致を風化させないため、教育現場での取り組みや広報活動を継続していきたい」(読9/16)

さて、9/12週の六紙社説は、そのほかに、玉城沖縄知事再選、IPEF交渉入り、NHK虚偽字幕問題、尖閣諸島の防衛強化、政府の「場当たり」物価高対策、広がる五輪汚職、デジタル給与、住宅に太陽光発電、中露首脳会談などを話題にした。

沖縄知事選は11日に投開票が行われた。六紙社説は13日に一斉に書いた。タイトルから言葉を拾っておこう。沖縄の民意は重い(経)、県民の意思は明らかだ(朝)、民意と誠実に向き合え(東)、国は「アメとムチ」脱却を(毎)、国と協力して県政運営を(産)、不毛な対立を国と続けるのか(読)。

六紙社説(サイト内)

台風11号、22年

先島諸島の南方海上で向きを北に変え後半戦がスタートしている。ただ今現在(9/3)の那覇は、雨模様、南東の風8m/sほど。予報では月曜の午前まで雨マークが並ぶ。風のピークは明日のお昼ごろのようだ。暴風域に入ることはなくせいぜい15m/sあたりだろう。

東からこちらへ向かって来る前半戦では、もし直撃されていれば酷いことになっていた。中心気圧920hPaという数字はそうあることではない。が、結局、南に逸れて、雨、風ともに大したことなかった。経路が妙なので長引きはしている。その間には、きのうの午前のように晴れ間が半日続くようなこともあった。

沖縄本島がそうであっても、県のどこかに影響が出るとなるとメディアや防災放送が警戒を呼び掛ける。県域はやたらと広い。確か東西で1千キロに及ぶ。南大東島や与那国島が同じ県内とは言っても、そこでの荒天は、文字通りどこ吹く風となってしまう。

終戦の日、22年

先の大戦で、日本は無謀な戦いに挑み破局に至った。無条件降伏して77年経つ今年、在京六紙の社説(8/15-17)はどう書いているだろうか、ざっと見てみた。

最も目を引いたタイトルは「岸田首相式辞 加害と反省なぜ語らぬ」(東8/16)。「日本が広島・長崎への原爆投下や各地の空襲、沖縄戦を忘れないように、日本に侵略された国も被害を忘れない。歴史をなかったことにはできない」。敗戦後の日本は「戦火を交えることなく、経済発展を遂げ、民主主義も定着させた」、それを「誇れるのも戦前への反省があってこそ」「政治には節目に当たり歴史と謙虚に向き合い、語っていく責任がある」。

「生命と自由を踏みにじる侵略戦争は最大の人権侵害だ」「権力の暴走に歯止めをかけるのは、政治の役割である」(毎8/15)。以上、左派系2紙は、政治が、と言う。

「時の政権と世論が一方向に偏り、暴走してしまう恐れは免れない。肝要なのは、戦争が招く結果を見失わぬよう自由で多様な論議を保障する民主主義の健全さ」だ(朝8/15)。「民意の支持を得た軍部は政治テロを起こして政党政治を萎縮させ、軍部主導で戦争への道を突き進んだ」、それを「防げなかった政治と民主主義の未熟さが大きな教訓」(経8/15)。この2紙も、政治が、と言っている。さらに民主主義を強調し、それを正しく守り通せなかったメディアの反省をニオわせている。

読売(8/15)は、現在の話としてこう述べる。同紙世論調査で「防衛費増額に賛成する人が約5割に達した。国民が危機感を強めていることの表れといえる」と。これは一種の煽りだろう。百年経っても、懲りずにまたそんなことをやるのか。

残る一紙、産経。同紙には驚かされることが多い。「当時の日本を侵略国と決めつけ、断罪していいものか」「人種平等や欧米植民地支配打破をめぐって、日本を評価する見方があることも知っておきたい」(産8/15)。なんと、あの侵略戦争を正当化する意見が新聞の社説欄に載る、そんなことが現代の日本で起こるんだな。ほんとにびっくりした。

この2紙の社説(読産8/15)に政治の文字は登場しない。

さて、8/15週の六紙社説は、そのほかに、韓国大統領演説や、GDPの回復、外国人技能実習制度、タリバン復権1年、杉田政務官問題などを採り上げた。もちろん旧統一教会の件も引き続き出ている。

中国がらみの話題が並ぶ。ウイグル報告書(東8/17)、中国の科学力(産8/17)、スリランカの港(読8/18)、台湾白書(産8/19)、自律致死兵器(朝8/20)、そして、近海の海底資源(読8/20)。

六紙社説、北支事変(サイト内)

木の束にヤールー

家の中に入り込んだヤモリを追い掛け回して汗だくになった。

「草・木」のゴミ収集日に出そうと、木の枝を束にしてベランダに置いておいた。それがヤモリのお宿になったようだ。ゴミの日に、その束を、一旦、家に入れて、玄関から運び出す途中、潜んでいたヤモリが飛び出た。リビングで追い掛け回すこと数分、ようやくとっ捕まえて窓の外にご退出願った。外出する間際の捕り物で大汗をかいた。

ヤモリは沖縄ではヤールーと呼ばれる。家の周りそこら中にいる。繁みの方でケケケと鳴いているし、外廊下の壁にへばり付いているのをよく見かける。誘蛾灯のようになっている玄関灯の辺りが彼らの狩場だ。夜、帰宅して玄関ドアを開けようとすると、さっと身を隠す。小さな眼がこちらを窺っていたりする。朝、ぽつぽつ落し物がある。排泄物だ。沢山落ちている日は、狩りの盛況ぶりを思わせてくれる。

さて、今回ゴミに出した束は、元は、木の枝のオブジェだった。長さは2m弱、直径は太いところで1cmほど。30、40本ほどあったろうか。15年ほど前、在京時代にイケアで買い求めて、大ぶりの壺に投げ入れて部屋の隅に置いた。引っ越しの際にも捨てずに持って来たのだが、ここ沖縄では微細な生物たちに余程好まれたようで、カビが生える、虫が湧く、が毎年のように繰り返された。猖獗をきわめるとはこういうのを言うのだろう。散々な目に遭いながらも、その度、対処して来たけれど、この夏、またしても盛大に虫が発生したのを機にサヨナラすることにした。すべて半分に折って束ねた。

那覇市では、「草・木」は燃やすゴミとは別の日が指定されている。月に3度もあるのは土地柄だろう。亜熱帯の島では植物が繁茂する。シーズン問わず、刈り集めた雑草や、掃われた枝などが、そのゴミの日に並ぶ。オブジェ用の枝などはだいぶ珍しい部類だったろう。

エアコン二台購入、18年3月(サイト内)。エアコンの室外機にヤールー・ガード

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