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キーワード「今野敏」の検索結果は以下のとおりです。

64(ロクヨン)

  • 2022/03/12 06:25
  • カテゴリー:読み物

仕事は裏の裏まで知り尽くし、なのに妻のことは何も気づかないなんて、そんなものが人生と呼べるか

主人公は知っていながらずっと気付かないふりをしていた。引用は、横山秀夫著「64」(文藝春秋、2012年)から(p635)。読むのは初めて。NHKのドラマ(2015年、ピエール瀧主演)を観たからだろうか、何となく読んだような気になっていた。

事件の背景で、キャリアとノンキャリアの確執や、広報とメディアとの攻防が描かれる。その点、今野敏著「隠蔽捜査」に少し似ている。この「64」の方がだいぶ陰湿な感じが出ているようだが。

隠蔽捜査20年前の声(いずれもサイト内)。自分を俯瞰している自分(p234)。D県警シリーズ

自覚

  • 2022/03/08 06:32
  • カテゴリー:読み物

訓練の目的は、疑似体験を通して新たな能力を身につけることだ。自分自身のためにやるものだ。だから、人それぞれに成果は異なる。一つだけ言えるのは、体力を使うより頭を使うほうが、ずっと大切だということだ。

今野敏著「自覚」(新潮社、2014年)に収載の「訓練」から(p66)。隠蔽捜査シリーズの第7作はスピンオフ集(第5.5作)。

伊丹がこんなことを思う。「幹部を育てられない会社、社員が設立の理念を理解できない会社は、いずれすたれていく」(「送検」p238)。こと企業に関しては、図体がデカくなればなるほど、創立の理念や事業の精神は、忘れ去られて行くものかもしれない。

今野敏(サイト内)

宰領

  • 2022/03/03 06:24
  • カテゴリー:読み物

悪い面だけ見てむやみに批判的になったり、虚無的になったり、あるいは冷笑的になる人々、そういう連中に限って、自分では何もしていない

なかなか厳しいご指摘。今野敏著「宰領」(新潮社、2013年)から(p124)。本書で語られる事件がもし実際に起こったら、衆議院議員による殺人教唆で、世の中、大騒ぎになるだろうな。

この隠蔽捜査シリーズでは、マネージメントの基本やヒントが度々語られる。例えば本書では、「誰にとっても一日は、等しく二十四時間しかないのだ。常に優先順位を考えて仕事をしないと、たちまちパンクしてしまう」(p72)、「指揮を執る者は二手三手先を考えなくてはならない」(p143)、「机上の空論という言葉があるが、それは論理的な検証が足りない場合に使われることが多い」(p178)。

今野敏格差と民主主義(いずれもサイト内)

転迷

  • 2022/02/24 06:20
  • カテゴリー:読み物

紙に書きだしてみればそれだけで整理がついたような気分になってくる。さらに、優先順位をつけて並べてみると、やるべきことがはっきりしてくる。

対処すべき事案をリストアップする。整理してみると「まったくうろたえる必要などないことがわかってくる」。引用は、今野敏著「転迷」(新潮社、2011年)から(p95)。隠蔽捜査シリーズ、その4。

南米という接点が示された時、三つの事件は繋がった。もう一つの放火事件も南米がらみなのだろうか、もしかしてカザフスタンもか、と思いながら読んだけれど、それらは直接には関係はなかった。流石にそこまでいくとやり過ぎだ。

今野敏(サイト内)。Ivy Lee Method

初陣

  • 2022/02/15 06:34
  • カテゴリー:読み物

手に余るなら、上に預ける。それも原則だ。みんな、自分が組織の一員であることを忘れて、できないことを背負い込むから悩むんだ。手に余る事柄は上の者に任せる。

伊丹が泣きつくと、竜崎がたちまち解決の道筋を示す。やるべきことをやる。そして手に余るなら云々。今野敏著「初陣」(新潮社、2010年)に所収の「懲戒」から(p146)。隠蔽捜査シリーズ3.5、スピンオフ8編。

帯に「組織の壁に悩む伊丹の苦境を竜崎の信念が救う」とある。竜崎と伊丹は幼馴染みで入庁同期。いつも脇役の伊丹が本書では主役。

今野敏(サイト内)。策士策に溺れる(p144)

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