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キーワード「六紙」の検索結果は以下のとおりです。

トヨタEV戦略

市場の声に耳を傾け過ぎるがゆえに革新に乗り遅れる、いわゆる「イノベーションのジレンマ」に陥らないよう注意してもらいたい。

トヨタは、電気自動車(EV)に本腰を入れると表明したものの、日本で人気の高いハイブリッド車なども選択肢として残す。そのことに対して釘を刺しているわけだ。引用は、日本経済新聞の社説「トヨタのEV巻き返しに期待する」(12/16)から。

「イノベーションのジレンマ」という用語の使い方には違和感を覚える。それはリーダーに対して使われることが多い表現だ。EVでは日本勢は出遅れている。日本人の好みに合わせてハイブリッドを深追いするなということなら、注意すべきはガラパゴス化、その方が適切ではないか。

かつて仕事柄、近未来の車について、職場の連中とよくディスカッションした。主流になるのは、EV、燃料電池車(FCV)、それとも別のタイプ、どれだろうかと。FCV派の頑なな姿勢に閉口したものだったが、この度、巨人トヨタがEVへ大きく舵を切ることで、その議論にも決着がついたと言えるだろうか。

トヨタのEV戦略については、日経に続いて、東産も採り上げた。EVに関する社説を経読の二紙以外で見るのは久しぶりのこと。特に、東京(中日)は、さすがお膝元だけあって、巨額の広告出稿をする大企業への配慮からか、自動車それもトヨタについて、良きにつけ悪しきにつけ意見するのを避けているように見受けられたが、この度の販売計画に関しては書かずにはいられなかったか。自動車産業の裾野は広く、EVシフトは「大幅な部品点数の減少で、雇用喪失につながりかねない」(東)、そのあたりの事情を重く見たのかもしれない。

12/13週の六紙社説は、そのほかに、オミクロン株拡大、民主主義サミット、G7外相会議、政治団体の雇用助成金受給、10万円給付迷走、核禁条約へのオブザーバー参加に及び腰、米国の竜巻被害、SBIの新生銀買収、外国人住民投票条例案、国交省統計不正、森友訴訟幕引き、米金融緩和縮小、金正恩体制10年、大阪北新地ビル火災、クロマグロ漁獲枠拡大など、盛り沢山だった。

車の電動化(サイト内)。トヨタEV戦略 試される巨人の本腰(東12/17)、トヨタのEV販売 総合力で競争を勝ち抜け(産12/17)

ある図書館にて

他の人に迷惑をかけないという利用者の自覚が肝要だろう

最後の段落にそう書いて、地裁の判決に対し疑義を表明している。中日新聞の社説「図書館トラブル 快適な利用を守るもの」(12/11)から。

岐阜県土岐市図書館で「一日の間に百五十冊以上の借り出しと返却を繰り返したり、カウンターへの割り込みをするなど迷惑行為を続けていた」女性を、土岐市は、無期限の利用禁止処分とした。女性が処分取り消しを求めて市を提訴。岐阜地裁は女性の訴えを認める判決を出した。市は、8月に控訴し、そのような利用者を拒否できるよう条例を改めた。

私がこれまでに利用して来た図書館でも、割り込んだり怒鳴ったりする利用者を見掛けたことがある。が、一日に膨大な冊数を借り出すような場面には遭遇したことはない。今回、地裁は、「通常の利用方法と大きくかけ離れていた」と指摘した。端的に言うと、嫌がらせなのだろう。世の中にはいろんな人がいるものだ。

中日新聞東京本社が発行する東京新聞は、原則、中日新聞と同じ社説を載せる。が、中京圏の話題は採り上げないことがある。それは土曜日に多いようだ。この土岐市図書館の件も掲載しなかった。

12/6週の六紙社説、その題材となったのは、臨時国会開幕、独シュルツ新政権、北京五輪外交ボイコット、放送外資規制見直し案、日米開戦80年、スーチー氏に有罪判決、ウクライナ情勢、税制改正大綱、10万円給付方法、民主主義サミットなど。

東京新聞|Wikipedia。活字文化の日 学校図書館を魅力あるものに(読 10/27)、図書館のサービス拡大 出版文化守る配慮が必要(毎 2/1)、図書館サービス ネット時代の姿探って(朝 1/18)、まちの図書館が消える 週のはじめに考える(東 20/11/22)

伊方原発再稼働など

11/29週の六紙社説、各紙が挙って書いたのは、オミクロン株上陸や、日大理事長逮捕、立憲新代表に泉氏。その他に、イラン核交渉や、中国女子テニス選手の消息、首相の賃上げ要請、防衛費補正予算などが社説の題材になった。

六紙の内2紙だけが採り上げた話題をざっと見ておこう。意見が同じ場合もあれば、割れる場合もある。伊方原発に関する朝日の記事に限っては前週分から。

武蔵野市が外国人の投票権を認める住民投票条例案を提出。街に住む外国人の意見も尊重されるべき(東12/2)。住民投票権を付与することは、国民固有の権利である参政権を認めることになりかねない(読12/2)。

四国電力が伊方原発3号機の再稼働を発表。不祥事やトラブルが相次いだのに運転再開して大丈夫なのか(朝11/23)。原油価格が不安定なこの時期の再稼働は意義があるし地域経済の活性化にも繋がる(産12/4)。

ドイツでは、SPD、緑の党、FDP、三党による連立政権発足へ。メルケル政権による中国偏重から「自由で開かれたインド太平洋」重視へ転換せよ(産12/3)。メルケル路線を継承し国際秩序を維持する役割を果たせ。核禁条約のオブザーバー参加は行うな(読12/1)。

OPECやロシアなど産油国は増産を維持。2紙(読経12/4)は、産油国と消費国との対話が大切と述べている。需要の見通しや価格安定の方策について話し合えと。

米軍三沢基地所属F16燃料タンク投棄。2紙とも同意見(朝12/3、毎12/4)。「住民軽視」が甚だしい。再発防止のためには地位協定を見直す必要がある。政府は米側へ提起せよ。

帰国便の新規予約停止要請を撤回。「不信深めた朝令暮改」(朝12/4)。「邦人保護の視点欠いた」(東12/4)。朝東そして毎も、この手の話題で張り切る。

全斗煥死去と木下都議辞職

11/22週の六紙社説は、話題豊富。

立憲民主代表選や、国会議員の文書通信費、日大の背任事件、SBIの新生銀買収などの継続テーマもあれば、この週のトピックスで、中国テニス選手失踪や、石油備蓄放出、辺野古の設計変更不承認、愛知の中3刺殺、みずほ行政処分、FRB議長再任などがあった。

ほかに、米イラン核交渉や、ベラルーシ国境の混乱、在外投票制度、経済安全保障、子宮頸癌ワクチンなども複数紙が題材とした。

全斗煥死去、木下富美子都議の辞職、これらに関しては一本ずつしかなかった。それも当り障りのない内容。しっかりとした意見を、新聞の社説で読みたいと思ったのだが。

# 全・元韓国大統領死去 癒えない民主化弾圧の傷(毎日、11/25)、不祥事の議員 「居座り」に厳しい目を(東京、11/25)

立憲民主党代表選

メディアはいつものパフォーマーばかりを露出させるが発掘の努力はしない。党内での肩書、つまりポストや権力を持たない政治家には興味を示さない。となると立憲の代表選挙は先の自民党総裁選挙のように放言を続けた連日の討論会を垂れ流すようなことはしないのだろうか。権力のない野党第1党の代表選挙は報道の価値はないのか。

そう問い掛けるのは、政界地獄耳「あとがない知名度なき立憲民主党第3世代」(日刊スポーツ、11/19)。それも含め、同コラムは、立憲民主党ネタで4本書いた。この一週間に全部で5本あった内の4本だ。

六紙社説はどうだったか。月曜日が朝刊休刊日だったこの週、社説は全部で70本あった。ようやく、20日に3本(朝毎経)、今朝2本(読産)が、立民代表選の告示を題材にした。政界地獄耳での注目度と比較するのは適切ではないだろう。しかし、自民総裁選の折には告示される前からあれだけ大騒ぎしたんだ。社説は、野党についても、もうちょっと意見してもいいんじゃないか。

11/15週の六紙社説、その他の話題は、COP26合意や、GDP年率3%減、東芝解体案、米中首脳オンライン会議、国会議員の文書通信費、大谷選手にMVP、ワクチン追加接種、ガソリン高対策の補助金、55兆円の追加経済対策などだった。

# 日曜討論「どうする立憲民主党 代表選4候補に問う」(NHKラジオ第1、11/21 9時)。新聞の存在理由(サイト内)

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