お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

キーワード「戦争」の検索結果は以下のとおりです。

U-571

  • 2020/02/09 17:25
  • カテゴリー:読み物

艦長はグループ討議などしてはならんのです。(略)なにもかも承知し、力にみなぎっていなければならない。そして、答えがないとか、どうしたらいいかわからないというようなことは絶対に口にしてはならない。

M・A・コリンズ著「U-571」(ハヤカワ文庫、00年)から(p207)。潜水艦を舞台にした戦争映画(米、00年)のノベライゼーション本。「行手にどんな運命が待ち受けるか」見当もつかない、で物語は終わっているけれど、映画の方は、確か、友軍機の姿がちらっと映って幕となる。

映画を観たのは10年程前のこと。TSUTAYAでDVDを借りて来た。その時このブログに以下を書いている。今回と同じように、艦長の心構えについて語る科白を引用した。このシーンは、当然、本書にも登場する(p103)。

これは知識なんかではない。不充分な情報をもとにぎりぎりの決断を下さねばならない。時には、死に至る作戦を、判断を誤れば死をもって償わねばならない作戦を、遂行せよと部下に命じるのだ。

100年前との類似性

幕末維新の「混乱期」、明治の「発展期」を過ごして大正は「安定期」。昭和以降は、太平洋戦争と戦後しばらくが混乱期、高度成長が発展期で、平成が安定期です。

「100年前の日本」が今と驚くほど似ている事情-現代日本の問題を大正時代から考察してみた(東洋経済 ONLINE、2/2 16:30)から。「100年前から見た21世紀の日本」の著者、大倉幸宏氏に聞いたインタビュー記事。

大正や昭和初年の安定期の後、国は、諸外国と敵対し、破局的な太平洋戦争へと突き進む。100年後の現在はどうか。歴史は繰り返す、安定期の後に戦争に向かうと、その本は悍ましい予言をしているのだろうか。確かに、現政権はかなり好戦的なようだ。機会があればその本を読んでみよう。

似たようなことを、かつて、このブログに書いた覚えがある。PC中のテキストファイルを全文検索して見付け出した(「岩崎弥太郎と三菱四代」2014/7/21 6:23)。

大正バブル(1915-1920)と世界恐慌(1929)は、平成バブル(1986-1991)とサブプライム問題に端を発した第二次世界恐慌(2007)という組み合わせで繰り返された。昭和の方は、その後、悲惨な戦争に突入して行った。そういえば、1940年の東京オリンピックは日中戦争の影響で実施されなかった。それから数えてちょうど80年後にまた東京オリンピック(2020)が計画されている。盧溝橋事件(1937)は、幻となった五輪の三年前だった。ずいぶんと好戦的な現政権は、また、五輪の三年前に中国に対して引き金を引くことになるのだろうか。

少年寅次郎

なお、本日より天気予報の放送は中止となります。

開戦を伝えるラジオがそう付け加える。NHK の土曜ドラマ「少年寅次郎」第1回(10/19 21時)から。この報道管制のことは何かの記事で読んだことがある。たぶん web 上でだったはず、と探してみると割と簡単に見付けられた、そのものずばりのタイトル、太平洋戦争中は天気予報と台風情報は国民に知らされなかった(15年8月)。

少年寅次郎 | NHK 土曜ドラマ

ことばでたどる歴史

  • 2019/11/03 17:08
  • カテゴリー:読み物

そもそも「そうならないように」を支える「なぜそうなってしまったか」という問いとその答えを模索するための検証や分析が不十分だったということはなかっただろうか。

1894(明治27)年の日清戦争から、1941(昭和16)年の第二次世界大戦まで、約50年に渡って戦争を繰り返していた。戦後70年、この国は「そうならないように」して来た。ところが、今、それが揺らいでいる。今野真二著「ことばでたどる日本の歴史-幕末・明治・大正篇」(河出書房新社、18年)から(p240)。最寄り図書館の新着コーナーにあったのを借りて来た。

# エイハブ船長がモビィ・ディックを発見するのは「日本の沖の太平洋」(p36)、Moby-Dick at Project Gutenberg

緊張感持ち生きる

ユダヤ人は約1400万人あまりで、その割合は世界人口の0.2%でしかないが、ノーベル賞受賞者の23%を占めるといわれる。

その民族への興味が、イスラエルへ留学する動機になったのだとか。日経電子版の記事「緊張感持ち生きる-三菱ケミカルHD小林会長の健康法」(10/9)から。

日露戦争の捕虜の中にユダヤ教徒がいた、これが日本人がユダヤ人を意識した最初なのだとか。それ以前にも、そうとは知らずに、ユダヤ人との接触はあった。16世紀、イエズス会の宣教師として来日した外科医アルメイダは、実はユダヤ教からキリスト教へ改宗したユダヤ一族の出身だった。そのような話を国際政治学者の高橋和夫氏がしていた。放送大学、基礎科目「国際理解のために」第2回「ユダヤ教」(10/9)にて。

ルイス・デ・アルメイダ - Wikipedia放送大学 国際理解のために('13)

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年04月 »

- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

クリス智子、あの人の本棚
2025/04/26 05:59
らくらじ2
2025/04/25 05:40
30-touchpad.conf、E200HA
2025/04/24 05:54
角幡唯介、あの人の本棚
2025/04/23 05:59
六厩越え
2025/04/22 05:57
あなたが誰かを殺した
2025/04/21 06:04
沖縄離島の有事避難案
2025/04/20 06:00
べらぼう(15)
2025/04/19 06:55
アイロンのある風景
2025/04/18 06:06
ボパール化学工場事故
2025/04/17 06:00

過去ログ

Feed