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キーワード「ユーミン」の検索結果は以下のとおりです。

験なき物を思はずは

  • 2024/04/02 05:55
  • カテゴリー:読み物

験なき物を思はずは一坏の濁れる酒を飲むべくあるらし

万葉集の巻3、第338番。「考えても仕方ない物思いをしないで、一杯の濁り洒を飲むのがよいらしい」。作者の大伴旅人は、妻を想う、死んでしまって二度と逢えない妻を。

今の心情にぴったり来る歌はないものかと、万葉集だったりユーミンの古い曲だったり色々と眺めている。昨夜は旅人が詠んだこの歌を胸に酒を飲んだのだった。

考えても仕方ない物思いか、そうなんだよな。そんなことに想いを巡らせているくらいなら酒を飲んで酔っぱらってしまう方が良い。ほんとそう思う。そう思って酒を飲むのだけれど益々物思いに沈むことになったりする。

あれは岐路だったんだな験なき恋をもするか出逢う順番選択を間違えた場合に迷い道ビフォア・サンセット性格はかえられるのか国境の南、太陽の西万葉の歌十選(いずれもサイト内)。万葉百科|奈良県立万葉文化館、ユーミンと古き日本の心|ブルカニロ博士の研究室

あれは岐路だったんだな

  • 2024/04/01 06:10
  • カテゴリー:音楽

カード一枚ひくように、決まるさだめがとてもこわい

ユーミンのアルバム「14番目の月」(1976年)に収録の「朝陽の中で微笑んで」から。

選ばなかったから失うのだと悲しい想いが胸をつらぬく

これは、アルバム「OLIVE」(1979年)の「青いエアメイル」から。この2曲どちらも若い頃からずっと心に残っている歌。

岐路に立った時の選択について考えている。あの時、これを選択したからこうなった、その時、あっちを選ばなかったから今こうなっている。当時いずれもそれが岐路だとしっかり認識できていなかった。それが辛さをより強くする。昔のことをあれこれ考えてもしようがないことだけれど、今2024年の春、そんなことを思い返さずにはいられない。

選択を間違えた場合に迷い道(いずれもサイト内)

験なき恋をもするか

  • 2024/03/30 06:06
  • カテゴリー:音楽

験なき恋をもするか夕されば人の手まきて寝らむ児故に

万葉集の巻11、第2599番。恋しても仕方ない恋をしたものだ、夜になれば、ほかの男の手を枕に寝ているだろうあの子を相手に。そんな意味だろうか。

ユーミンの「かんらん車」が思い浮かんだ。アルバム「流線形'80」(1978年)に収録されている。この歌にこういう歌詞がある、「きっとあなたは窓の外を見てる、あの人の肩を抱き寄せて」。

詠み手が男か女かという違いはある。自分の恋は思い通りにはいかない。恋する相手は別の人と暮らす、その情景が心にある。今も昔も人は失恋と嫉妬に苦しむ。

万葉の歌十選田辺聖子さん死去ユーミンのアルバム十選(いずれもサイト内)。ユーミンと古き日本の心|ブルカニロ博士の研究室

Re: 好きな歌・嫌いな歌

  • 2024/03/23 05:56
  • カテゴリー:読み物

歌というものは、本来、誰かの心から流れ出て、それをのどが渇いている人が飲むものなのだ。

「ひこうき雲」を聴いた時と同じように、「雨のステイション」にも感じ入ったと著者は書いている。團伊玖磨著「好きな歌・嫌いな歌」(読売新聞社、1977年)(p127)。

著者は、「この若い、見知らぬ女の子が作詞し、作曲し、自ら歌う歌」に、なぜこんなに惹かれるだろうかと考察する。世の中、「余りにも商業主義の入り込んだあざとい歌」が溢れかえる中、「商業主義の色彩を感じられぬ歌」だからではないかと。ただ、これとてレコードになって売られている以上、「商業主義のコンベアーの上に乗っている」ことに違いないので「いつかは変質して来るかも知れない」と付け加える。

好きな歌・嫌いな歌ユーミンのアルバム十選(いずれもサイト内)。You can lead a horse to water but you can't make it drink.(サポートすることはできても、結局、やるかやらないかは本人次第)

すすめられたアルバム十選

  • 2023/05/20 06:08
  • カテゴリー:音楽

人にすすめられて強く印象に残っている、ポップスのアルバムを十選した。各行は、ミュージシャン「タイトル」(発表年)。すすめられた時期の古い順に並べた。

中島みゆき「親愛なる者へ」(1979年)
ユーミン「流線形'80」(1978年)
大瀧詠一「A Long Vacation」(1981年)
山口百恵(タイトル不明、ベストアルバムLP2枚組)
大貫妙子「Purissima」(1988年)
HIS「日本の人」(1991年)
ビギン「音楽旅団」(1990年)
テレサ・テン(タイトル不明、ベストアルバム)
山下達郎「Treasures」(1995年)
竹内まりや「Miss M」(1980年)

貸してもらって聴いたものは後にCDを買い直した。タイトルを失念してしまった2つ、山口百恵とテレサ・テンは、代わりに、比較的新しいベストアルバムを手元に置いている。

クラシック音楽やジャズでも、人にすすめられて知ることになった作曲家や、作品、演奏家は、なくはないけれど、ごく限られる。同じように10枚選ぶのは難しそうだ。

ユーミンのアルバム十選中島みゆきの曲十選(いずれもサイト内)

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