お知らせ

メール送信フォームを設けました。ブログ記事への問い合わせなどにご利用下さい。

 

エントリー

キーワード「文庫100冊」の検索結果は以下のとおりです。

日本被団協にノーベル賞

核兵器廃絶を訴えてきた日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に、ノーベル平和賞が贈られることが決まった。

今年、化学賞や物理学賞に最も近い日本人は誰なのか、という報道は目にしていた。あの人が文学賞をもらうかもしれない、というは年中行事。果たして日本被団協が受賞すると予想した日本のメディアはあったのだろうか。完全なノーマークだったのでは。

在京六紙の社説をざっと見てみよう。受賞の報に接してどう思ったか。

「被団協の受賞を喜びたい」(産経10/12)、「心から喜びたい」(日経10/12)、「栄誉を称えたい」(読売10/12)

この3紙は、喜びを素直に表している。他の3紙(左派系)はどうだろうか。

「核使用の脅威がかつてないほど高まる中、ヒバクシャの声こそが抑止力だという、期待と希望のメッセージと受け止めたい」(東京10/12)、「非人道的な兵器が二度と使われることがないよう、誓いを新たにする契機としたい」(毎日10/12)、「一刻も早く核廃絶へ歩みを進めるべきだとする切実なメッセージと受け止めたい」(朝日10/12)

と、どんな意義があるのかと書く。喜びや祝福の言葉はない。

ノーマークでした、見落としてました、とはどこも書かない。大手メディアは、日本被団協の活動を平和賞級とは見ていなかった。その反省をにおわせる風は一切ない。

さて、10/7週の六紙社説は、そのほかに、ガザ戦闘1年、裏金議員一部非公認、石破首相の国会答弁、袴田さん無罪確定、衆院解散、AI研究にノーベル賞、石破首相の初外遊、衆院選討論会などを話題にした。

# 社説、Re2: 文庫100冊(いずれもサイト内)、「被団協」発表に報道陣驚きの顔 多くが中東やウクライナ関係予想(10/11)、被団協へのサプライズ授賞、39歳委員長が抱く少年時代の「記憶」(10/12)

スタン・ゲッツ

  • 2024/02/24 06:11
  • カテゴリー:音楽

14歳の頃にはバスーンで高校のオーケストラに入って、あっという間に上手くなった。何をやってもほんとに図抜けていた、天才の部類

2年前のmp3ファイルを聴いていると、大友良英さんが読み上げる紹介文の中に、そんなくだりがあった。スタン・ゲッツがバスーンを吹いてた時期があるなんて知らなかった。ジャズ・トゥナイトのシリーズJAZZジャイアンツ「スタン・ゲッツ」から。

ボサノヴァ好きだし、スタン・ゲッツのテナーもいいと思う。彼の演奏はしばしばかけている。同好の士であることを知り親近感が湧く。

部厚い評伝があるらしい。ドナルド・L・マギン著「スタン・ゲッツ-音楽を生きる」村上春樹訳。最寄り図書館に予約を入れた。

バスーンファゴット)、Re2: 文庫100冊(いずれもサイト内)。シリーズJAZZジャイアンツ(32)「スタン・ゲッツ」▽ジャズ・トゥナイト(NHK-FM、2022/1/29 23時)

さらば愛しきアウトロー

問題は、僕がどこにいて何をしていようと、子供の僕が今の僕を見て誇りに思うかどうかだ。答えがノーならまだ努力を続けるし、答えがイエスなら理想の自分になったってこと。

そう言う主人公(ロバート・レッドフォード)にとって、答えは「ノー」だ。まだまだ努力を続ける。ただし、彼が繰り返すのは銀行強盗や脱獄なのだが。引用は、映画「さらば愛しきアウトロー」(2018年)から。[Filmarks 3.8]。原題"The Old Man & the Gun"、これはもちろん、E.ヘミングウェイ著"The Old Man and the Sea"(老人と海)にかけているのだろう。

何になりたいか、どんな仕事に就きたいか、子供時代にどう思っていたろうか。幼稚園児の頃に「ちょうときゅうのうんてんしゅ」(超特急の運転手)と書いている。小学校の6年でも「自分で設計した飛行機にのって大空を飛び回りたい」とまだ夢見勝ち。中3では電気系の技術者とかなり現実的になる。長じてケミカル・エンジニアになったのだから、中らずと雖も遠からずと言ったところか。

さて、子供の頃の自分は今の姿を見てどう思うだろうか。1) 無難な線だったな、2) 理系は性に合わなかったのでは、3) 打算が先に立ったね、4) 高校や大学の時に考えた別の道はどうなったのだ、5) 木工をやったように新たな挑戦を続けるべきだよ、6) もうのんびり過ごせば良い、7) ・・・

冬の標Re: 文庫100冊定年後(中公新書、17年)ABEMA(いずれもサイト内)。GYAO

Re: 11/22/63

  • 2022/12/14 06:31
  • カテゴリー:読み物

「あなたはいったいだれなの、ジョージ?」「もうひとつの人生できみが知っている男だよ、ハニー」

過去は共鳴する。そしてパラレル・ワールドは相応じて進む。引用は、スティーヴン・キング著「11/22/63」白石朗訳(文藝春秋、2013年)下巻の最後のページから(p515)。上下2段組み515頁。

セイディーの身に痛ましい災いが降りかかる。それ以降の下巻後半は一気呵成に読んだ。

作者はあとがき(p523)で、ジャック・フィニイ著「ふりだしに戻る」にふれている。懐かしい。「時間もの」の秀作だ。その内にまた読んでみよう。グリムウッドの「リプレイ」や、北村薫の三部作なども。

文庫100冊時生(いずれもサイト内)。リー・ハーヴェイ・オズワルド|Wikipedia

11/22/63

  • 2022/12/08 06:26
  • カテゴリー:読み物

世の中には偶然が存在する。ただし極めて稀だ。なんらかの力が働いている。この大宇宙のどこか(あるいはその舞台裏)で巨大な機械がかちかちと音をたて、その途方もなく巨大な歯車がまわっているのだ。

時間は、必然を好み、時間旅行者が企てる改変に抵抗する。引用は、スティーヴン・キング著「11/22/63」白石朗訳(文藝春秋、2013年)上巻から(p372)。上下2段組み529頁。

11/22/63-1963年11月22日、ケネディ大統領が暗殺された日。それからちょうど59年経った日に本書を読み始めた。が、今はまだ下巻の半ば辺りをめくっている。読むのに時間がかかっている。

というのは、本が分厚いということもあるけれど、就寝前の普段は読書する時間に、ここしばらくは映画を観ることが多いからだ。ABEMAの「本日無料」に良さそうな作品が並んでいるとついついクリックしてしまう。ま、その内それにも飽きて、読書のペースは元に戻って来るだろう。

文庫100冊(サイト内)。Kaopectate(p232、下痢止め)、本日無料|ABEMA

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年03月 »

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

Feed