さらば愛しきアウトロー
- 2023/03/29 06:19
- カテゴリー:興行・放送
問題は、僕がどこにいて何をしていようと、子供の僕が今の僕を見て誇りに思うかどうかだ。答えがノーならまだ努力を続けるし、答えがイエスなら理想の自分になったってこと。
そう言う主人公(ロバート・レッドフォード)にとって、答えは「ノー」だ。まだまだ努力を続ける。ただし、彼が繰り返すのは銀行強盗や脱獄なのだが。引用は、映画「さらば愛しきアウトロー」(2018年)から。[Filmarks 3.8]。原題"The Old Man & the Gun"、これはもちろん、E.ヘミングウェイ著"The Old Man and the Sea"(老人と海)にかけているのだろう。
何になりたいか、どんな仕事に就きたいか、子供時代にどう思っていたろうか。幼稚園児の頃に「ちょうときゅうのうんてんしゅ」(超特急の運転手)と書いている。小学校の6年でも「自分で設計した飛行機にのって大空を飛び回りたい」とまだ夢見勝ち。中3では電気系の技術者とかなり現実的になる。長じてケミカル・エンジニアになったのだから、中らずと雖も遠からずと言ったところか。
さて、子供の頃の自分は今の姿を見てどう思うだろうか。1) 無難な線だったな、2) 理系は性に合わなかったのでは、3) 打算が先に立ったね、4) 高校や大学の時に考えた別の道はどうなったのだ、5) 木工をやったように新たな挑戦を続けるべきだよ、6) もうのんびり過ごせば良い、7) ・・・
# 冬の標、Re: 文庫100冊、定年後(中公新書、17年)、ABEMA(いずれもサイト内)。GYAO