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キーワード「文楽」の検索結果は以下のとおりです。

大瀧詠一、矢沢永吉

  • 2025/09/20 06:31
  • カテゴリー:音楽

次のアルバムはいつ出るんですか、と皆に言われていた。が、そんなことしてる暇はない。野球を観るのも忙しいし、相撲を観るのも忙しい。映画を観るのも忙しい。音楽なんてやってる暇はないんだ。ってよくおっしゃっていた。

大瀧詠一は、"A LONG VACATION"(1981年)や、"EACH TIME"(1984年)、大ヒットを連発したあと、音楽制作活動を休止。その頃のことを、萩原健太氏が語っていた。ETV特集「POP 大滝詠一 幸せな結末」(NHK-Eテレ、9/13 23時-)から。

人はそんな器用じゃない。僕なんか考えてみたら音楽ばっかり。気付いたら、街から街へライブやって、レコードつくって、プロモーションして。同じことの繰り返し。

一方の矢沢永吉さんはインタビューでそんな応答をしていた。引用は、「ドキュメント矢沢永吉」(NHK総合、9/14 13:50-)から。初回放送は2019年8月。

大瀧は1948年生まれ、矢沢は1949年。団塊の世代ミュージシャンの二人。一人は、やり尽くし、もう一人の方は、まだまだやれると気を吐く。そんな対比があるようで、ドキュメンタリー2本、たいへん興味深く観た。

# 大瀧詠一キャロル文楽(いずれもサイト内)。「時間よ止まれ」(1978)、矢沢永吉(1949-)、大瀧詠一(1948-2013)、松本隆(1949-)、萩原健太(1956-)、上原ユカリ裕(1953-)、湯浅学(1957-)、坂本龍一(1952-2023)、鈴木茂(1951-)、井上鑑(1953-)

笑いを知りたい

人生、3個分は欲しいですね

ノルウェー人の社会言語学者ヴォーゲ・ヨーラン氏は言う。関西に住み、日本の「笑い」を研究している。NHKの「最深日本研究」(7/1)から。

人間国宝の竹本越路太夫(1913-2002)が「一生では足りない、二生欲しい」と言うのを何かのドキュメンタリーで観た。このノルウェーの学者は、二生でも足りないようだ。

芸能にせよ学術研究にせよ、極めた者であればこそ、その道の奥深さを知っている。自分がどこまで達しているかそれを計る尺度も持つ。さらなる高みを目指し、もう一生分の計画も見えるのだろうか。

手応えのある何か一つライジング若冲(いずれもサイト内)。最深日本研究~外国人博士の目~「“笑い”を知りたい」(NHK総合、7/1 23時-)、NHKスペシャル「人間国宝ふたり-文楽・終わりなき芸の道」吉田玉男、竹本住大夫(NHK総合、2001/1/13 21時-)

超文楽入門

新しい人を育てる時に、素質って言うけれど、素質なんて、ちょっとやりかけてから判るもので、それ以前の素材(というものがある)

文楽・三味線の竹澤團七氏がそんな話をしていた。「超文楽入門▽北村有起哉・桐竹勘十郎と文楽を楽しむ」(6/21)から。JOBK100年記念番組の一つ。

「素質」と「素材」。その「素材」というのは、どういう感じなのだろうか、と考えていた矢先、ドラマ「舟を編む」で「申し子」が話題になった。この言葉がどうやら「素材」に近そうだ、と思った。

手元の「大辞林」(第2版、三省堂、1995年)では「申し子」は以下のようにある。

(1)神仏に祈ってさずかった子。「八幡様の―」
(2)霊力を持つものから生まれたように見える子。「天狗の―」
(3)あるものの特性を著しく反映して生まれたもの。「国際化時代の―」

ドラマの中での語釈と微妙に違うかもしれない。「ある分野で、優れた能力を持つ人」

ビフォア・サンセット多発する山岳遭難(いずれもサイト内)。JOBK100年 超文楽入門▽北村有起哉・桐竹勘十郎と文楽を楽しむ(NHK総合・関西、6/21 10:40-)、ドラマ10「舟を編む~私、辞書つくります~」(4)(NHK総合、7/8 22時)

ビフォア・サンセット

人生の最高の出来事は、人と出会い深く知り合うことです。

映画「ビフォア・サンセット」(2004年)で、主人公ジェシーがそう言う場面がある。

昔こんなメールを書いた。映画のセリフはこの中で引用していた。

最初に勤めた会社で同期入社した友人がこう言ったことがある。おまえ、引き出しが多いなと。仕事の幅が広く、十種競技のように何でもやる、労組もやってる。当時、まだ黎明期にあったインターネットを事業部内に引く、そんなこともやってる。さらに、趣味のこと。音楽、特にオーケストラ活動、読書、文楽や落語など古典芸能、はたまた、絵を観る、映画を見る、山に登る、と。

多くのことは、疑似体験なのだと思う。例えば映画。二時間見れば、登場人物の人生をパッケージで受け取ることができる。自分自身が経験しなくても、体験が得られる。誰かと恋をして、人生を語り、別れの苦さを味わうかもしれない。映画だけでなく、読書や、観劇、オペラもそう。音楽、特に歌詞のあるもの、もそうなのかもしれない。

でも、それは、「逃げ」の要素を含んでいる。擬似的なものならば、自分が傷つくことは決して起こらないから。本来は、生身の人間と、知り合って、語り合って、触れ合うことが大切なのだと思う。映画「ビフォア・サンセット」の冒頭、登場人物がこう言う場面があった。「人生の最高の出来事は、人と出会い深く知り合うことです」と。まさにそう思う。

ビフォア・サンセット性格はかえられるのか(いずれもサイト内)

多発する山岳遭難

主な要因は、天候に関する不適切な判断、不十分な装備、体力的に無理な計画が挙げられる。

毎日新聞の社説「多発する山岳遭難 危険見極めた行動が肝要」(10/16)から。同紙は8月にも無謀な登山に意見する社説を書いた。そのタイトルは「混雑する富士登山 安全守る手立て欠かせぬ」(8/20)。

登山へ行く人のほとんどは、山行を楽しみ自然の魅力を満喫して、無事に家に帰る。が、ある一定の割合で事故に遭う人がいる。マスが増えると遭難者の絶対数も増加する。団塊世代の登山ブームが一段落した今、多数派はどういう人たちだろう。もしかすると団塊ジュニア前後の人たちが山に向かっているのだろうか。

40歳になるまで、北アルプスへ足繁く通ったものだ。1990年代、団塊世代のブームが本格的に始まるのはまだもう少し先で、縦走路やテント場は空いていた。ハシゴや隘路で人が渋滞することも珍しかった。

あの頃は良かったなぁ、また登りに行きたいなぁ、とは、思わない。飽き性なんだろう。あれほど熱心にやっていた楽器も今は吹かない。文楽にも行かない。数年から10年、長ければ20年くらい集中して意識を傾けて、すっぱり止めてしまう。仕事も何回か転職をし、一番長く続けたところで15年ほどだ。飽きると言うよりは、リセット願望が強いという表現が適切かもしれない。

毎日新聞のその社説(10/16)にこうある、「体調や天候が思わしくない時は中止する。道に迷ったと感じたらすぐに引き返す。常に的確な状況判断が求められる」と。趣味にせよ仕事にせよ、自ずと「状況判断」をしてるんだと思う、人生で遭難しないように。

さて、10/16週、在京六紙の社説は、そのほかに、緊迫するガザ、露朝武器取引、G20財務相会議、木原防衛相の「自衛隊」発言、参院1票の格差、中露首脳会談、性別変更要件、バイデン中東外交、首相の減税指示、学徒出陣80年、中国で邦人逮捕、臨時国会開会などを話題にした。

六紙社説(サイト内)。「ジャニーズ消滅 本質は変わらないのか」(朝10/18)

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