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キーワード「立花隆」の検索結果は以下のとおりです。

宗教国家アメリカ

“神の国” アメリカ もうひとつの顔

先日(8/10)観た、「映像の世紀バタフライエフェクト」はそういうタイトルだった。

学生時代に、立花隆の名著「宇宙からの帰還」(1983年)を読んで、米国がキリスト教国家であることを、はっきり、認識した。

当時、かの国では、基本、WASPじゃないと宇宙飛行士には選ばれなかった。アングロサクソン系の白人で、かつプロテスタント。社会の典型的主流とされた。大統領も同じだ。

宇宙から帰還した飛行士が、宇宙では神のオフィスの近くにいるような気がした、とコメントする場面が描かれていたりする。

宗派を尋ねられて、リベラル、と本音で答えてしまった宇宙飛行士が、言い繕うのに苦労したというエピソードも紹介されている。

しっかり存在するものの、何となくデリケートで、表立って語られないことのように思っていた。憲法で政教分離原則が謳われているし。しかし、プロテスタントの一宗派である福音派(Evangelical)は、今や、共和党の岩盤支持層。大々的に選挙活動を繰り広げる。人々の信仰と選挙結果は無関係ではない。

旧統一教会に解散命令(サイト内)。映像の世紀バタフライエフェクト「“神の国”アメリカ もうひとつの顔」(NHK総合、8/10 17:15)

立花隆 最後の旅

竹やぶってなんだか知っていますか。竹は全部 地下茎でつながっているんです。竹がある山はひと山全部ひとつの植物なんです。人間の知的な営みも、実は地下でつながっているんです。みんなの頭の中にあることは、どこかであなたの頭に何らかの形で取り込んだわけです。人間の知識の体系みたいなものも、そういう風につながっているんです。

松江文学学校での講演とテロップが出た。NHKスペシャル「見えた 何が 永遠が~立花隆 最後の旅~」(NHK総合、4/30 10時)から。

立花隆アインシュタインよりも(いずれもサイト内)。立花隆逝去から1年▽聞きたい(マイあさ!、NHKラジオ第一、4/26 7時台)

過去と未来を繋ぐ

  • 2022/09/23 06:29
  • カテゴリー:読み物

思い出というものは植物に似ている

根を生やし定着しない限り残らない。引用は、秋庭道博著「ことばの切れ味-生き方を発掘する200のヒント」(東洋経済新報社、1992年)から(p50)。19世紀フランスの文芸評論家、サント=ブーブの言葉。

立花隆著「自分史の書き方」に、「自伝的記憶を整理して、より良い未来を手に入れる」とあった。思い出として植え付けられた出来事は、その後の人生を豊かにする。過去が豊かなら、未来も豊かになる。

ことばの切れ味(サイト内)。Charles Augustin Sainte-Beuve(1804-1869)

自分史発見のすすめ

  • 2022/09/17 06:24
  • カテゴリー:読み物

七十二年の「円周チャート」を、十年単位、十二年単位、十八年単位などと規則的に区切ってみたり、または、自分にとっての時代感覚によって主観的に区切ってみると、失われていた「時間感覚」が甦えってくる。どんな人でも「時」の中に生まれ、「時」の中を通り過ぎて行く存在であることには変りがない。

人生を円周一巡りで考えてみる。小川俊一著「自分史発見のすすめ-イメージ・カード60枚による自己確立の技術」(産業能率大学出版部、1979年)から(p47)。四十数年前当時の男子平均寿命は72歳だった。

タイトルに「自分史」の文字がある書籍がいつどれくらい出版されたか、国会図書館のサイトで調べた。戦後1945年から1970年までには見当たらない。その後、5年間ずつ検索してみると、1970-1975年に1冊あり段々増えて行く。[ ]内にヒット件数。

1945-70年 [0]、1971-75年 [1]、1976-80年 [13]、1981-85年 [40]、1986-90年 [98]、1991-95年 [190]、1996-2000年 [201]、2001-05年 [210]、2006-10年 [171]、2011-15年 [174]、2016-20年 [155]

ヒット数が最も多かったのは2001-05年の210件。この中に「55歳から楽しむパソコンで自分史作り」(日経PC21編、日経BP社、2001年)という一冊がある。その頃に55歳だったのは団塊世代の人たちだ。彼らの興味が「自分史」本のピークとなったのだろう。人数が多いだけあって何かとブームを作る人たちだ。

国立国会図書館サーチ、立花隆著「自分史の書き方」(講談社、2013年)

これでいいのだ人生相談

  • 2022/08/24 06:01
  • カテゴリー:読み物

何が起きても驚かないというところがある。今まで生きていた場所を離れて、すべてを捨てて歩き出したはいいが、行きつくところがどこかもわからなかったわけだから。

赤塚不二夫×立花隆、意外な組合せの対談。お二人とも大陸からの引き揚げ組。引用は、赤塚不二夫の「これでいいのだ!!」人生相談(集英社、1995年)から(p166)。対談時期は95年春頃のようだ。

赤塚さんが読者からの質問に答えて好きな映画(監督)を並べている(p203)、洋画ベスト10!と邦画ベスト10!。どちらも無難なラインナップ。これを見て、赤塚不二夫の才能は持って生まれたものなのだろう、と妙に納得した。

これは最寄り図書館で除籍になったリサイクル本。この一年ほどでもらって来た本は、このほかに、知的生産の技術、日本の名随筆別巻8、株価暴落など。時々拾い物がある。

# 赤塚不二夫(1935-2008)、立花隆(1940-2021)

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