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国対委員長

  • 2021/03/21 18:39
  • カテゴリー:読み物

国会を動かすには、三つの力があります。一つは「調査力」。もう一つは「論戦力」。そしてもう一つは「選挙力」です。

辻元清美著「国対委員長」(集英社新書、2020年)から(p89)。最寄り図書館の新着コーナーに並んでいるのを借りて来た。

野党は、果たして、その「三つの力」を発揮できているだろうか。「野党がまとまらなくなりさえすれば、与党がどんなに体たらくでやり放題でも、選挙で負けることはない」(政界地獄耳、3/18)と、「選挙力」は見限られ、「せっかく立憲民主党がこれだけ荒れた国会を空転させることなく審議に協力的なのだから、利用しない手はない」(政界地獄耳、3/20)と、自民党議員に言わせるほどの「論戦力」でしかない。最悪は「調査力」で、「残念ながら野党よりも週刊文春の調査能力のほうが相当先を行く」と、立民の幹事長代行が自ら認める始末(産経、3/19)。

野党分裂&安住“後押し”で解散風(政界地獄耳、3/18)、毎週水曜を待つ「文春国会」の様相に(産経、3/19)、首相否定も消えない早期解散説(政界地獄耳、3/20)

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