エントリー

木のいのち木のこころ

  • 2022/08/15 06:35
  • カテゴリー:読み物

その人はそれでちゃんとした職人ですし、性根というのは直せるものやないんですわ。やっぱり包容して、その人なりの場所に入れて働いてもらうんですな。曲がったものは曲がったなりに、曲がったところに合う所にはめ込んでやらな、いかんですな。人とうまくやっていけなくても使い道はあるんです。

人は、自身の「能力以上のことはできまへん」と見限るけれど、決して見捨てるようなことはしない。引用は、西岡常一著「木のいのち木のこころ・天」塩野米松聞き書き(草思社、1993年)から(p112)。

法隆寺大工に多くの口伝が伝わっている(p144)。「百工あれば百念あり、これをひとつに統ぶる。これ匠長の器量なり。百論ひとつに止まる、これ正なり」というのがあるとか。

棟梁文庫100冊(サイト内)

ページ移動

ユーティリティ

« 2025年03月 »

- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

検索

エントリー検索フォーム
キーワード

新着エントリー

Feed