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毎月のスマホ代、4百円

(楽天モバイルは)0円プランの廃止発表以降は上昇傾向が顕著になり、9月末時点で1472円だという。だがNTTドコモは4060円、KDDIは3920円、ソフトバンクは3880円だ。

4キャリアのARPU比較。大手3社は揃って4千円ほどなんだな。引用は「楽天、1~9月の最終赤字2580億円 携帯契約の減少続く」(nikkei.com、11/11)から。ARPUは、1契約当たりの月間平均収入のこと、average revenue per userの略。

ARPUで見劣りのする楽天モバイルは「実質0円」を10月に終えた。0円が目当てのユーザが10月末までにごそっと抜けて、ARPUは引用にある数字よりさらに上昇したことだろう。

私も10月末に抜けた一人。利用した14か月の間に楽天モバイルへ支払った金額は、計3千円ほど。ところが、7千円がポイントで還元され、0円どころか4千円のプラス。こんな不埒な利用者が少なくなかったに違いない。楽天の業績は悪化するわけだ。

楽天モバイル利用期間はシンプルにその回線一つを使っていたわけではなかった。まずは旧機の回線mineoからIIJmioへMNP、同時にデュアルSIM対応の新スマホ(moto g10)を取得、かつサブ回線に楽天モバイルを契約。2か月後、サブを解約、メインを楽天モバイルへMNP。一年後さらに日本通信SIMへMNPして楽天モバイルを解約、という14か月だった。

その間のスマホ関連費を計算してみた(2021-22年)、楽天モバイルのみならずIIJmioの利用料、さらに機器代や日本通信SIMの初期手数料も込みで。数字の単位は千円。月々の利用料計 4.5、手数料 3.4、ポイント還元 -7.2、機器代 5.0、合計 5.8(14か月)。月割りすると、411円。あれこれ検討しスマホも新調した割には安く上がった。楽天の月々0円もさることながらキャンペーンでのポイント還元も大きい。

比較のため旧機での費用も計算した(2018-21年)。機器は京セラKC-01、回線はmineoのみ。月々の利用料計 70.3、手数料 0.5、キャンペーン割引 -5.7、機器代 6.0、替えのバッテリー 1.4、合計すると、72.6(3年9か月)。月割り平均は、1.6千円。スマホですることは大して変わらないのに、4倍も払っていたのだ。

今月以降(2022年11月-)も、月に4百円ほどを見込んでいる。回線は日本通信SIM。基本料金で月290円(1GBまで)。それに通話(11円/30秒)とSMS送信(3円/通)の料金を加算、過去の実績から換算すると月平均100円弱。月々合計は均すと4百円に収まるだろう。

日本通信SIM、楽天の代替「スマホは3年以上使う」スマホ買い替え(いずれもサイト内)。楽天、1~9月の最終赤字2580億円 携帯契約の減少続く(11/11)、楽天モバイルの“0円廃止”がもたらした「ユーザー流出」と「収益改善」 黒字化の勝算は?(11/12)、スマホ料金の見直し ツボを押さえてかなりの節約に(11/17)

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