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自分史の試み

  • 2023/07/22 06:11
  • カテゴリー:読み物

その章は、「人は誰しも歴史を持っている」と始まる。

歴史をふりかえるとはなにを意味するのか。その人にとってのもっとも劇的だった生を、全体史のなかに自覚することではないのか。そこに自分の存在証明(レーゾンデートル)を見出し、自分をそのおおきなものの一要素として認識することではないのか

色川大吉著「ある昭和史-自分史の試み」(中央公論社、1975年)、第一章「十五年戦争を生きる」、第一節「わが個人史の試み」から(p32)。

かつて、「自分史年表」を作成したことがあった。ちょうど50歳の時のこと。生まれてこの方、pptの1ページに1年毎、内外の出来事と身の回りに起きたことを並べ、世相と自分の人生を見比べる、そういう作業だった。自分の「存在証明」のようなことを意識することはなかったけれど、今また更新すれば少し違った見え方がするだろうか。

自分史ブームの先駆け(サイト内)。「自伝的記憶を整理して、より良い未来を手に入れる」。色川大吉(1925-2021)、raison d'être(仏)

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