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水の影

  • 2024/07/05 05:57
  • カテゴリー:音楽

時は川、きのうは岸辺。人は皆ゴンドラに乗り、いつか離れて、思い出に手を振る

ユーミンの「水の影」から。アルバム「時のないホテル」(1980年)に収録。

大学1年の時に初めて聞いた。このリフレインの部分が、時は乾き、と聞こえて、わけが判らなかった覚えがある。四十数年前のこと。

歌詞に、「異国」や「旅人」「ゴンドラ」などが散りばめられているし、のちに、NHKテレビの紀行番組でエンディングに使われていたこともあって、旅情にひたる歌のように思われる向きもあるけれど、これは失恋の曲だ。

失恋、それも自分から断ったのだろう。「とび込めぬ」とあるのでそう判る。「選ばなかったから失う」と唄う「青いエアメイル」と立場は似ている。2つは、ぱっと見、まったく様子は違うけれど、自分はイエスと言えず、断っておきながら、今でも彼のことを忘れられずにいる、と切々と歌う。

「けれどあなたがずっと好きだわ、時の流れに負けない」。「けれど傷付く心を持ち続けたい」、いつか「思い出に手を振る」。

あれは岐路だったんだな(サイト内)。探検ロマン世界遺産|Wikipedia

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