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倹飩(けんどん)

これなら、「けんどん」がいいでしょう。

先生からのアドバイスを容れて、前面の取り外せる蓋は「けんどん」なるものに切り替えることにした。用意していった図面には、ラーメン屋の岡持ちのように上へスライドさせて引き抜くタイプで描いていたのだけれど。

帰宅後、その「けんどん」について調べた。手元の辞書やwebで。

漢字では「倹飩」と書く。「倹飩箱」もしくは、その箱に組み込まれていた上げ落とし式の蓋のことを言う。同じ仕組みで左右に動かす蓋は「いってこい」。

「倹飩箱」は、うどん・飯・酒など盛り切りにしたものを運び届ける箱。

倹約饂飩がつづまって「倹飩」になったと「大言海」にあるらしい。一杯の盛り切りで、代わりは出ない、つつましいうどん。そこから、同じ発音で、意味の似通った「慳貪」の文字を当てることがある。慳は物惜しみをする、貪はむさぼるの意味。

「倹飩」を蓋に持つ作品(#36)、きのう完成。依頼主に渡した。

倹飩|Wikipedia、慳貪|剛毅朴訥仁に近し

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