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男と女

  • 2024/09/02 05:52
  • カテゴリー:読み物

男女の秘事の奥の奥まで描く一冊。男の奔放、女の貞淑が信じられていた時代を懐かしむ

カバーの裏表紙側にそんな紹介文が掲載されている。いったい、いつの「時代」だ。吉行淳之介エッセイ・コレクション(2)「男と女」荻原魚雷編(ちくま文庫、2004年)。

吉行淳之介(1924-1994)の著作は、「砂の上の植物群」など何冊か読んだ。主に高校生の頃のこと。小説はどれもこれもさっぱりピンと来ない。ただしエッセイには面白いのがある。そんな風に思ったものだ。が、今回、図書館で目に留まったこのエッセイ集を読んではみたものの、かつて思った面白さに再会することはなかった。

「フェミニストの上野千鶴子」は、ミソジニー(女性嫌悪、女性蔑視)傾向の強い作家として吉行らを挙げ云々とWikipediaにある。吉行は、女好きとミソジニー、両面を持つ?!

作家が記した東京五輪(サイト内)。吉行淳之介|Wikipedia、水上勉「好色」、色道の一流三流

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