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Re: 蜜蜂と遠雷

  • 2020/06/07 07:59
  • カテゴリー:音楽

クラシックのピアノコンクールのプログラムを作るというのは全くの未知の世界で、どう構成すればいいのかまるで見当がつかず、ものすごく不安だった(略)、やはりどうみても風間塵の選曲、実際にやったら落ちるだろうなあ。

執筆時の裏話を著者が記している。「蜜蜂と遠雷」音楽集(Naxos、17年)付録のエッセイから。最寄り図書館で借りて来た、CD2枚組み。登場人物の風間塵らがコンクールで演奏した曲をいくつか収録している。Naxos音源。例えば、プロコの協奏曲は、パイクPf、ヴィト指揮ポーランド国立放響による全曲録音から採られている。

バッハ平均律の1番やサティが鳴ると正直ほっとする。小説を読んでいる時にも思った、この手のコンクールでは必ずしも心地良い音楽ばかりが並ぶわけではない。この抜粋CD2枚ですら、しっかり聴き通すには忍耐が要求される。弾くのは並大抵ではないんだろうけれど、聴く方もたいへん、コンクールとは、妙な世界だ。

蜜蜂と遠雷(サイト内)、Kun-Woo Paik, Antoni Wit, Polish Natl RTV Sym Orch

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