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大工道具物語

いま、私たちの身の回りのものは、高度に管理された工場で、優秀な機械によって、効率よく、正確につくられている。あらゆるものが、あたりまえのように立派にできてしまうので、つくられる過程や、それをつくりだすための工夫や努力が見えにくい。その結果もののありがたさやものづくりの大切さがなおざりにされてはいないだろうか。

画を担当した安田氏が、「はじめに」でそう書いている。竹中大工道具館著、安田泰幸画「水彩画で綴る大工道具物語―竹中大工道具館収蔵品」(朝倉書店、09年)から(p6)。この本は、最寄り図書館(牧志ほしぞら)の書棚にあった。

懐かしいお名前だ。安田氏のことは、氏の著作「ハンドワークノート京阪神版」(プレイガイドジャーナル社、79年)で知った。おれが高校二年のときだ。大事にしていたその本は、いつか失ってしまった。が、不思議な縁で、2013年に別のもう一冊を手にすることになった。譲り受けて手元に置いている、沖縄へ引っ越しする際にほとんどの本は処分したのだが。

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