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2022年12月13日の記事は以下のとおりです。

にわかサッカー観戦者

小学生の頃、ペレや、ベッケンバウワーの名前は知っていた。別にサッカーに興味があったわけではない。少年が憧れるカッコいい男たちのリスト、例えば、阪神の村山、ジャンプ競技の笠谷、体操の塚原、はたまたF1のジャッキー・スチュワートなど、に並んでいるに過ぎなかった。ウルトラマンや仮面ライダーとそう違わない。

学生時代に内外のサッカー事情を色々と知ることになった。身近にサッカー部のメンバーがいたのだ。酒を飲んだ折などにサッカーの話になる。その中にワールドカップのことも登場した。私が最初に認識したW杯は、1986年のメキシコ大会だった。

社会に出てからも、サッカーの世界を熱く語る人が職場にいたりした。かつて実業団でプレイしていたオジさんだったり、アーセナルの熱烈なファンだったり。

極め付けは、ブンデスリーガの元選手。ドイツ駐在時代の同僚ウォルフガングは若かりし頃はサッカーでメシを食っていた。所属チームは、ビーレフェルトと言ったかな。ベッケンバウワーのミュンヘンとも戦ったのかと問うと、いや、こっちは良くて2部、同じピッチには立ったことはない、同時代にプレイしたけどね、と答えが返って来た。

彼は、第二の人生に化学メーカーの仕事を選んだ。化学なんて、まったくわからない、会社はよく採用してくれたものだ、としみじみ言う。モーツアルトと同じ名前だね、と訊ねてみた。ああ、けど音楽も、まったくわからない、確かオーストリア出身、知っているのはそれくらい、会ったこともない、と言う。彼の話には、そこはかとない可笑しみがある。

昼休みの彼との話題は二つ。一つは、自宅のリフォーム。奥さんに呆れられながら一人でこつこつやっている、その進捗について。もう一つは、もちろんサッカー。専ら、地元の古豪レバクーゼンのこと。チームは、前シーズン、ブンデスリーガ第2位。惜しいところで悲願の優勝を逃していた。いかに無念だったか、それを何度聞かされたことか。

そんな周りの人たちの影響で、サッカーに関心がないことはないけれど、それほど熱心なわけでもない。結局は少年の頃とあまり変わらない。せいぜい、4年おきに、にわかサッカー観戦者になるぐらいのこと。

今回はABEMAのハイライトで観ている、そのW杯カタール大会も次は準決勝で大詰め。さあて、決勝はフランス対アルゼンチンになるのだろうか、それともクロアチアかモロッコが初優勝をかっさらうのだろうか。

ラグビーとの距離サッカー日本、戦い終えて(いずれもサイト内)。FIFAワールドカップ|ABEMA、飛び出せ!青春|Wikipedia、Bayer 04 Leverkusen|同、いよいよベスト4の戦い 注目点を紹介(12/12)

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