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2024年10月の記事は以下のとおりです。

もっと、光る君へ(音楽)

笙と、ビオラ・ダ・ガンバやリュートなど、和洋の古楽器でコラボレーションをやった。色々やり尽くした感がある中、皆がへぇって思うようなことを狙う気持ちもあるが、とにかくおもしろそうで興味をひかれた

そんな話をしていたのは、大河ドラマ「光る君へ」の音楽担当、冬野ユミ氏。笙奏者にベルリンまで出かけてもらって録音したらしい。

そういう編成の曲も含め、このドラマのために150曲ほど作曲したのだとか。ただし最終回の劇中に限っては、それらを使わず新たに作曲すると言っていた。編集が上がってからのごく短い期間に、集大成として挑戦すると。

オープニング・テーマ曲について何かあるかなと期待したけれどそれは語られなかった。

光る君へ(サイト内)。「もっと、光る君へ」冬野ユミ(音楽担当)【聞き手】友吉鶴心▽ラジオ深夜便(NHKラジオ第一、10/20 4時台)

戦略的思考とは何か

  • 2024/10/25 05:49
  • カテゴリー:読み物

対外侵略の意図も能力もなく、他面北からの脅威には敢然と抵抗する意思のある国が大陸本土と日本とのあいだに介在している-これほど日本の安全にとってありがたい条件はない

岡崎久彦著「戦略的思考とは何か」(中公新書、1983年、改版2019年)から(p23)

東アジアは、長い間、パックス・シニカと呼ばれる、シナの優越で平和が保たれている状態にあった。国土、人口、歴史どれも大きく長い。政治力や、経済力、軍事力、文化水準は周辺諸国を圧倒。そういうシナは、隋唐の頃、外征を好まない傾向を持つに至った。

シナと日本の間にあった朝鮮半島の人々はどうだったか。内向的で膨張政策をとったことがない。一方で北からの侵略に対しては驚くべき能力を発揮して防戦する。彼らの抵抗が主たる原因となって、シナは外征を不徳とする思想を確立した。

近代前、日本の平和は「例外的安定」だった。それは、大陸からあまりにも遠かったという地理的条件のほかに、中華帝国と朝鮮半島、両民族性によってもたらされたと言っても過言ではない。

本書第一章「伝統的均衡」にそんなことが記されている。この章を読むだけでも価値があるように思う。

オビには野中郁次郎氏の言葉が引かれている、「国家戦略不在の戦後日本に新たな地平を拓いた本書は、いまや現代の古典であり、リーダー必読の書である」。

野中郁次郎(サイト内)。中国のナショナリズム(p115)、トクヴィル(p132)

川の流れのように

  • 2024/10/24 06:01
  • カテゴリー:音楽

この歌に絡むような、歌と対話をしていくようなストリングスのフレーズ、非常に印象的

「江﨑文武のBorderless Music Dig!」で、美空ひばり「川の流れのように」を採り上げていた。1989年リリースの誰もが知る名曲。

イントロ聞けば何の曲か判り、イントロだけでぐっと来る、つまり伴奏のアレンジも素晴らしい、一つはストリングス(弦楽器)の使い方にある、と説明があった。この曲は竜崎孝路という方が編曲を担当。ほかにキャンディーズ「ハートのエースが出てこない」や、八代亜紀「舟唄」などの編曲も手掛けられたのだとか。

伴奏のストリングスが印象的と言えば、これまた名曲の「木綿のハンカチーフ」もそうだろう。作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:筒美京平・萩田光雄。

冒頭、ストリングスで開始。ところが1番が始まると途端に弦は沈黙する。2番になってようやく鳴り始める、オブリガート風に。3番は再び黙る、が、「いいえ、草に寝転ぶあなたが好きだったのよ」のあたりで、また戻って来る。このサビの部分、弦のフレーズが何とも素晴らしい。最後の4番は弦も揃って全奏となる。

全編に渡って鳴り続けない。巧妙な使われ方がしている。女性コーラスもいい。

太田裕美(サイト内)。江﨑文武のBorderless Music Dig!選「美空ひばり」(NHKラジオ第一、10/13 14:05-14:55)

ハインリッヒの法則

木工教室の休講分は翌日に振り替えてもらった。

いつもと違うメンバーと作業して調子が狂ったのだろうか、切ってはいけない箇所を切ってしまった。紛らわしい線があったわけではない。なぜそうなったのか判らない。3ミリほど短くなった。

ミスする度に、ミスは連鎖するから気を付けて、と先生は言う。過去、自分でも一度ならず経験した。ミスをした日には、またミスをする。連鎖するのだ。

なぜミスを繰り返すのか。単純に動揺する。なぜそんなことをやってしまったのだろうとくよくよする。そういう心理的なことはある。一つのミスが図面全体に齟齬を来たし上手く対処できない、という技術的なこともある。体調の問題もある、二日酔いとか。

この日も連鎖した。それも4連発。これはひどい。修正ばかりやってると制作は一向に進捗しないし、自信もなくす。いいことは全くない。

前日は休講と知らずに出かけて行った。この日はミスを連発。メーカー育ちの頭によぎるのはハインリッヒの法則。300のヒヤリ・ハット、29の軽い事故、そして1件の重大事故。小さなミスも、それを重ねる内に、ある割合で、重大な事故に繋がる。

だから、帰り道は、交通事故に遭わないよう、いつもより気を付けて歩いた。道々、ブランディス四重奏団のシューベルトを聴くのを楽しみにしていたけれど、それは諦めた。イヤホンを耳に突っ込まず、周囲の音に注意を払いながら自宅に向かった。

マーフィーの法則卓上小物入れシューベルト十選宮大工の人育て(いずれもサイト内)。ハインリッヒの法則|Wikipedia

建築家が設計する椅子

世界的な建築家、隈研吾さんがデザインし、地元の家具メーカーと協力してつくった椅子

「知る人ぞ知るスゴい椅子」と紹介されていた。NHKプラスのリストを眺めていて木工の文字があったので観てみた、NHK名古屋放送局制作の番組にて。

制作現場で「曲げ木」する作業工程の映像あり。これはなかなかスゴい。

番組の進行役は、なんと藤井彩子アナだった。驚いた。長く続いた「すっぴん!」(NHKラジオ第一、2012-2020年)の後、テレビの番組で見かけたことはあった。いつの間にか名古屋放送局へ移っていたんだな。

木の椅子誕生日休暇シブ5時に藤井アナ(いずれもサイト内)。「飛騨の匠」木工文化の新たな挑戦▽東海 ドまんなか!(NHK総合、10/11 19:57-20:22)、クマヒダ|隈研吾建築都市設計事務所、クマヒダ|飛騨産業

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