素読のすすめ
- 2024/10/30 06:03
- カテゴリー:読み物
60の手習いよろしく、源氏物語を熟読している。徹底的に音読する。源氏を読む際の第一の心得は音読であると教わったからであり、何回も音読すると、少しずつ内容が見えてくる。読むごとに、作品の深みと充実度を実感することができる。
高橋昭男著「仕事分の書き方」(岩波新書、1997年)に、そんな話が記されている。
「書き上げた後に」の章では、自分が書いた文章を、何回も読み、そして書き直す、それを納得が行くまで繰り返すことをすすめている。小見出し「素読のすすめ」(p176)。源氏の話はそこに登場する。
素読において留意するポイント。1) 一回読んだだけで、内容を理解できるか、2) 一文が長過ぎないか、3) 読点のつけ方が適切か、4) 文章全体にリズム感があるか、5) 伝えたい情報の流れが円滑か、6) パラグラフが長過ぎないか。
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